ポリリン酸ナトリウムの育毛剤効果

2019年12月31日

ポリリン酸ナトリウムとは

ポリリン酸ナトリウム
ポリリン酸=オキソ酸

ポリリン酸は、左記の図にあるリン酸の構造単位からなる高分子化合物「オキソ酸」を言います。人や動物の細胞には欠かせない物質です。

  • ポリリン酸ナトリウム…主に食品の乳化剤や歯科でおこなうホワイトニングの成分として使用されている

*本説明ではポリリン酸として説明します。

ポリリン酸ナトリウム|バイオポリリン酸ナトリウム作用

育毛剤メーカーでは「ポリリン酸」がFGFファミリーへの影響を発見し、独自に研究共同開発したポリリン酸ナトリウムの成分を配合しています。

  • FGFファミリー…線維芽細胞増殖因子。成長因子の一種

ポリリン酸の作用は、繊維芽細胞増殖因子FGFに影響させる成分です。

毛髪の増殖作用の中心となる成長因子にはFGF7 (KGF)があります。

ポリリン酸がFGF7に伝達する作用から毛母細胞の分泌力を高めるため、毛髪の成長力につなげられる成分だと推察されます。

また、新たに酵母エキスを加えたものが「バイオポリリン酸ナトリウム」となります。

  • バイオ…酵母エキス。独自製法とされる海洋酵母から抽出した成分

「アミノ酸・ミネラル・ビタミン」を含むことから、保湿力を高めるための成分として加えられたのでしょう。

ポリリン酸ナトリウム|バイオポリリン酸ナトリウム育毛効能

育毛剤の効能は、下記と同じような働きをします。

どの育毛剤をみても同じ効能で「どの育毛剤も同じだ」と捉えられているのも事実です。

これから、育毛剤を選ぶには「効能」ではなく「毛髪に作用させる成分」で選択すると良いでしょう。

  • 育毛効能…発毛促進、育毛、脱毛の予防、血行促進、保湿

各育毛剤メーカーは、毛髪を元気に育てる作用は「開発する成分」で競争をしています。

いわゆる「毛髪のトラブル全般を解消する成分」の開発競争をしているといえます。

毛髪に作用する成分が「どのような働きで効能を上げているのか」をみると、曖昧に説明している育毛剤メーカーもわかってくるでしょう。

まとめ

ポリリン酸ナトリウムは、歯科のホワイトニングや食品の乳化剤などに使用されている成分でもあります。

バイオポリリン酸ナトリウムは、毛髪の育毛というよりは毛髪を作らせる成長因子を促す作用だといえます。

しかし、全ての育毛剤に言えるのは、頭皮からの「浸透力を高める」ことがカギとなります。

頭皮は「外から侵入してくる菌体や細菌から多くの膜や免疫機能で守っている」ため浸透しにくい構造をもちます。

どんなに成分や作用がよくても、浸透力がなければ効能をだせないため、有効成分の開発はナノ分子化が盛んにおこなわれています。

しかし、「効能力や浸透力の変化は確かなものでもない」といえます。