塩化カルプロニウムの育毛効果は?

2019年12月28日

塩化カルプロニウムとは?

塩化カルプロニウムは、カルプロニウム塩化物とも呼び、各種の脱毛症の治療や予防に使用される薬剤です。

  • 別名:フロジン ジェネリック:アロビックス

*本説明では、フロジンで説明します。

塩化カルプロニウム|作用

フロジンは、円形脱毛症を中心に脱毛症で処方される外用薬です。

使用方法:1日3~4回塗り軽くマッサージをする方法が基本です。

フロジンの主な作用

発毛促進作用・血行促進作用・抜け毛予防

毛髪が弱っている毛包に作用し、発毛を促進させる働きをします。

塩化カルプロニウム|副作用

主な副作用は「発汗・カユミ」です。

風呂上がり時に使用すると、血管の拡張作用が増すため、カユミも増す場合があります。

血行促進作用がある成分のほとんどは、「カユミ」を起こします。血管を拡張するときに、頭皮も反応して起こす症状です。

フロジンは「1日に3~4回」塗る回数が多い外用薬です。

「仕事があるため回数を守れない人」
「カユミが止まらず中止する人」

がいるほど、続けられる人が少ない治療薬でもあります。

フロジンが、どれほどの効果があるのか、次の臨床試験結果や日本皮膚科学会の評価を見ると、フロジンの効果度を確認できます。

塩化カルプロニウム|育毛・発毛効能

フロジンは、主に発毛促進剤として使用する外用薬です。

フロジンの効能

円形脱毛症・粃糠性脱毛症・乾性脂漏・び慢性脱毛症の他

アロビックの薬剤メーカーがだした試験結果は、下記の表になります。

脱毛症の症状有効率有効以上総症例
円形脱毛症55.9%181症例324症例
粃糠性脱毛症・び慢性脱毛症の他

上記の結果を見てもわかるように、発毛回復率は50%の確率です。

そして、日本皮膚科学会2017:円形脱毛症に推奨する評価は「C1」です。「C1」は「行ってもよいが十分な根拠がない」評価をされています。

フロジンは、どちらの結果も推奨できる薬剤に至らないといえます。

フロジンは、2008年から販売を開始し脱毛症治療で使用されてきた治療薬です。発毛効果をだす人もいれば、全く変化がない人も多くいた治療薬でもあります。

よくある質問|塩化カルプロニウムQ&A

フロジンとミノキシジルでは発毛効果に違いはありますか?

下記のように、1日の回数や発毛効果を見ても、ミノキシジルが効果的といえます。

  • ミノキシジルを塗る回数は、1日1~2回です
  • フロジン液の塗る回数は、1日3~4回です

1日に塗る回数が多いのに効果は出にくい薬剤がフロジンといえます。

フロジンは1日に3~4回塗る作業が条件です。

血管拡張作用がある成分は、フロジンもミノキシジルもカユミを伴います。すぐに治まる程度であれば、拡張作用の働きで起こるものです。

しかし、フロジンでカユミを伴うと塗る回数が多いことから、途中で中止する人もいます。

まとめ

2008年から使用されている、脱毛症専用とも呼ばれる外用治療薬がフロジンです。

発毛効果を現わす確率は、50%を超える程度から考えると効果的といえない治療薬です。

とにかく、塗る回数が多いことが治療者を悩まします。
また、カユミが治らない人も多く続けられない人もいます。

2019年の現在では、ミノキシジルがほとんどの脱毛症で使用されています。

今でもフロジンが使用される背景には、ジェネリック薬でもあるアロビックス薬が安いため、フロジンに変わって使用されているといってもよいでしょう。

発毛効果は、フロジン・アロビックスのどちらも50%と考える方がよいでしょう。