オウゴンエキスの育毛効果は?

2019年12月30日

オウゴンエキスとは?

和名では黄金花(コガネバナ)と呼びシソ科の多年草です。

黄金花(コガネバナ)の根を乾燥させたものが「黄芩(おうごん)」と呼びます。

黄芩(おうごん)から抽出したものが「オウゴンエキス」となります。

オウゴンエキス|一般的な作用

オウゴンエキスは、多様性のある成分です。

頭皮ケア・美容ケア・薬味や漢方薬として使用される成分でもあります。

主な作用は「抗炎症作用」「漢方薬の治療用:解熱作用・消化作用など他」もあります。

漢方では、葛根黄芩湯を含む24種類の漢方薬があります。

美容では

  • 紫外線を抑制する
  • 腋の消臭 汗から出る臭いを消臭する

2点に注目されています。

オウゴンエキスは、頭皮においても皮膚を整える役割が多くある成分です。

肌のスキンケアにもある紫外線を抑制する作用からも「頭皮を守る」成分として捉えると良いでしょう。

オウゴンエキス|AGAの効果?

育毛剤メーカーや大手育毛サロンからでている結果には、AGAの元になる酵素を阻害する成分として注目されています。

その酵素が「5αリダクターゼ」であり、AGAに直結する原因です。

もしも、この酵素の阻害作用が事実であれば、AGAの根本を改善できる成分といえます。

下記2社がだした阻害結果の詳細を見ていると、次の違いがわかりました。

◆育毛剤メーカーがだした阻害作用

コバネバナから一つの物質に分離された有機化合物の一種「バイカレン」という物質から「5αリダクターゼ」を抑制する結果があります。

バイカレンは、肝臓で代謝されるときにある酵素(シトクロムP450)を阻害する作用があると言います。

この酵素は特定の還元酵素の総称として呼ばれており、肝臓で解毒するときに行う酵素でもあり「ステロイドホルモンの生合成」をもつことから「5αリダクターゼ」の存在を指していると考えられます。

テストステロンと5αリダクターゼは結合しやすい男性ホルモンと還元酵素ですから、阻害効果がだせればAGAを阻害できることになります。

上記の内容から、酵素(シトクロムP450)を阻害する作用に「バイカレン」が効果を出す結果を出したのでしょう。

  • 生合成…生体分子を作り出す働き

◆大手育毛サロンがだした阻害作用

オウゴンエキスを含んだ9種類の植物根からの抽出物に5αリダクターゼの阻害作用を確認した結果もあります。

試験結果は、マメ亜科の多年草である「クララの根」は発表され、いくつかの植物根から5αリダクターゼの阻害効果を出したというだけです。

学会での発表ですから、根拠を示す詳細は多くありオウゴンエキスも含まれているのでしょう。

しかし、複数の植物根からの抽出物に酵素の阻害効果を出したという点は、育毛剤メーカーがだす結果と異なっています。

◆育毛剤メーカーと大手育毛サロンの阻害作用の結果

育毛剤メーカーと大手サロンがだした結果は「阻害効果」では一致するもの結果は異なっています。

科学的根拠を示したとしても、AGAである人の毛髪に対して「どのような阻害効果をだすのか」試験結果を出す必要があります。

また、人には免疫作用があり、外から侵入する物質から守る機能があります。
科学的根拠があるとしても、人の免疫機能が働くと根拠があるデータと同じ効果がでるとは限らないといえます。

どちらの企業も科学的データがあるだけで、AGAの人を特定した試験結果はありません。

仮に、日本皮膚科学会が評価すると、「C1」行うのは良いが根拠が特定できないとなるでしょう。

2019年時点では、日本皮膚科学会が基準とする男性型脱毛症での評価はありません。

まとめ

オウゴンエキスは、多様性があることから美容や漢方に使用される場合が多くあります。

美容企業から開発された成分では、「紫外線の抑制作用」「腋の消臭作用」をだすなど抗炎症作用の他に効能を発揮する成分でもあります。

頭皮においても「皮膚の調整役」が中心になる成分だといえます。

AGAの元の原因になる5αリダクターゼ酵素の阻害試験結果を出した企業では、科学的データで証明されたとしても、人に対するAGA阻害データがないため阻害効果の信用性は低いといえます。

科学的データだけでは根拠に乏しいため、厚生労働省の臨床試験を行う試験期間を設けて、AGAの人を対象にした酵素に対する阻害効果を出す必要があるでしょう。