セファランチンの育毛効果

2019年12月23日

セファランチンとは?

セファランチンは、台湾や中国にあるツツラフジ科のつる性植物です。

タマサキツヅラフジから抽出した、アルカロイドとして治療に使用しています。

  • アルカロイド…塩基性がある天然由来の炭素原子を含んだ有機化合物の総称
  • 有機化合物…炭素を含む化合物
  • 塩基性…酸と一緒に働く物質

セファランチン|作用

セファランチンは、主に女性の脱毛症に使用されています。

【セファランチンの主な作用】

  • 炎症・アレルギー反応を抑制
  • 血流を促す

次の症状がある場合に使用されます。

円形脱毛症
(塗り薬・飲み薬)
粃糠性脱毛症
症状
(内服・注射)
症状部分的・多様部位に多くの毛髪が抜けます。フケがかさぶたのように大きくなり、毛穴をふさぐ異常を起こします。
頭皮の赤み・カユミを起こします
原因免疫機能があるリンパ球の異常により、毛球に炎症を起こし脱毛する症状不規則な生活習慣・アレルギー体質・ビタミンA・B1・B2の不足
シャンプーや整髪剤の影響が原因となる脱毛症です

セファランチン|効果

セファランチンは、主に炎症やアレルギー反応を抑制する作用をしますが、育毛を促進する作用がある治療薬ではありません。

しかし、血流を促す作用もあるため髪の栄養素をはこぶ面では、育毛に関係するでしょう。

下記の表は、円形脱毛症で使用するセファランチン内服薬の評価です。

「日本皮膚科学会2017のガイドライン」では「C1」の評価をされています。

ABC1C2D
評価強く勧められる勧められる行ってもよい行わない方がよい勧められない

「A・B・C1・C2・D」の順で推奨基準としています。

ミノキシジルであれば効果的に現れるため、推奨度はAランクとしています。

しかし、セファランチンは「C1:行ってもよい」ランクになり、効果的に働く確率がやや低い治療薬として評価されています。

円形脱毛症の治療薬は昔から使用されていますが、円形脱毛症に効果的とはいえないのも事実です。

セファランチン|副作用

セファランチンは「塗り薬・内服・注射」にわけて治療します。

それぞれの副作用は、次の表になります。

「塗り薬・内服薬・注射」による副作用です。

  • 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢
  • 発疹、皮疹、浮腫(顔面、手足)
  • 頭痛、そう痒感、めまい

セファランチンの副作用は、内服薬や注射による副作用を多くしめしています。

よくある質問|セファランチン Q&A

円形脱毛症で処方されても変化がないのはなぜ?

恐らく複数の治療薬や外用薬を処方されているかと思います。

セファランチンは、炎症やアレルギーの抑制作用は、円形脱毛症の「抑制効果をどれだけ出せるのか?」をしめすガイドラインがあります。

日本皮膚科学会2017:円形脱毛症の評価基準を指標としている推奨度は「C1」です。
評価段階「A・B・C1・C2・D」にある5段階評価の3段階評価になります。

「A:強く推奨する」「B:推奨する」「C1:行ってもよい」と推奨基準から見ても推奨できる効果は低く効果的に働くのは個人差に左右されるといえます。

結果、抑制効果がでない場合もあると受け止めておく治療薬です。

まとめ

セファランチンは、円形脱毛症や粃糠性脱毛症などの疾患で使用される治療薬です。

しかし、日本皮膚科学会の「C1」評価からみると、円形脱毛症や肥厚性脱毛症では効果的に現れるほどではないため、個人差に左右される治療薬といえるでしょう。