ヘアサイクルとは?毛髪の生え変わり「毛周期」の別名

2019年12月20日

ヘアサイクルは、髪の毛の生え変わりをしめす「成長期・退行期・休止期」を一定の時期に循環する「毛周期」です。

ヘアサイクルは「毛髪サイクルや発毛サイクル」とも呼ばれます。全ての呼び名は「毛周期の別名」として呼ばれており、同じ意味をさしています。

*今回の説明では「ヘアサイクル」の言葉を使用します。

ヘアサイクル|毛髪の成長・退行・休止期を繰り返す

ヘアサイクルは、毛髪の根元にある毛母細胞から分泌したケラチンやシスチンを主成分として毛髪を作りだしています。

毛髪の成長期は長ければ6年ほど続き、やがて退行期から休止期へ向かわせ周期を繰り返しています。

毛周期

図のように、成長期が始まると毛母細胞から分化を繰り返しながら増殖し、頭皮に向かって上に押し上げられるように角化の現象を起こし毛髪に変わっていきます。

ヘアサイクルの一番重要な点は、毛母細胞の分化が弱まらなければ、健康な毛髪が作られていることです。

毛母細胞に異変を起こすと毛髪を作らなくなるため、ストレス・脱毛症・AGAの影響から起こる場合があります。

【全体の毛髪量を示す割合】

成長期にある毛髪退行期にある毛髪休止期にある毛髪
89%11%11%

*退行期の割合は、1〜2%で退行期間が短いためトータルで表示しています。

  • 分化…分離する現象・成長する間に構造や機能が特殊化する
  • 角化…角層を作るため、ケラチンを「産生・分化・成熟」させ上へ移行させる
  • ケラチン…タンパク質
  • シスチン…硫黄を含むアミノ酸の一種

ヘアサイクル|生え変わる時期

ヘアサイクルの周期は、長い成長期を続けられると、毛髪は太く丈夫な毛髪へ育ちます。

毛髪が生え変わる期間は、下記の表になります。

毛周期_成長期
2年から6年
毛周期_退行期
2週間
毛周期_休止期
3カ月

ポイント

成長期:2年から6年

⬇︎

退行期:2週間

⬇︎

休止期:3カ月

全体の毛髪本数と毛髪の伸びる長さ

頭部全体の毛髪本数1日に伸びる毛髪の長さ1カ月
約10万本0.2〜0.4mm約1㎝

*個人差がありますので、平均値を示しています。

ヘアサイクル|生え変わる季節

ヘアサイクル周期の終わりは「7月が一つの区切り」となります。

新たに成長期を迎える季節は、秋口の抜け毛が終わる「10月頃が周期の始まり」です。

抜け毛の始まりは、秋口に集中するため休止期から成長期の準備に入る9月から10月にかけて多くの抜け毛を感じる期間といえます。

抜け毛の本数が多いときには、1日100本〜150本増えるときもあります。

脱毛症状かと不安になる本数ですが、この症状は10月以降長く続かなければ、正常に働く「ヘアサイクルの生え変わり」だといえます。

秋口に裏づけられる理由には、次の要因も挙げられます。

  • 冬場の寒さに備えるため
  • 春先から夏の紫外線から頭皮を守るため

冬場と夏場の気温の厳しさから、頭皮を守るために行われている周期ともいえます。

*一般的に生え変わる季節ですが、個人差もあります。

ヘアサイクル|生え変わる季節に多いAGA

agaの毛周期

ヘアサイクルの生え変わり期間から確認できるAGAは、秋口の抜け毛から進行する場合が多くあります。

AGAの確認方法は、抜け毛期間が「何カ月続いているか」で「AGAの症状ではないか?」と疑うことができます。

ヘアサイクルによる抜け毛は、通常、9月から始まり10月頃には治まってきます

しかし、11月以降も抜け毛が続いていたら、AGAの疑いがあります。

特に30代~40代では、秋口の抜け毛からAGAを確認できる場合があります。

通常の抜け毛とは違う症状が続き、秋口の抜け毛期間が長引けばAGAの可能性が高まります。

秋口の抜け毛は、AGAの判断が難しいため「ヘアサイクルと間違えて対処が遅れる」人も多くいます。

AGAの対象年齢には20代から50〜60代と幅があります。

AGAの発症は30代から40代の年齢に多く、発見が早ければすぐに回復する年齢でもあります。特に秋口の抜け毛期間に気をつけると早期対処ができ予防にもつながります。

ヘアサイクルが乱れる原因

ヘアサイクルの乱れを起こす原因は、脱毛症やAGAだけとは限りません。

ヘアサイクルの乱れは、次の表にある毛母細胞の働きを弱くさせる要因があります。

ヘアサイクルの乱れ|生活習慣から起こる場合

精神的な緊張・ストレス緊張状態を引き起こすと血管を委縮させ栄養素が届かなくなり、ホルモンバランスにも影響を与える
睡眠時間一定の睡眠時間が足りない場合や不規則な睡眠のとりかたで起こる

日常では、睡眠時間の不足から緊張が続く仕事やストレスが、ヘアサイクルを乱して多くの抜け毛を起こす原因になります。

ヘアサイクルの乱れを治す|ヘアサイクルを治すには

ヘアサイクルの乱れは、抜け毛が多くなるだけではありません。

毛髪の「ハリ・ツヤ・コシ」がなくなるのも、毛髪の伸び方が折れ曲がるように伸びているのも、ヘアサイクルの乱れの予兆を受けている場合があります。

ほとんどの人は、シャンプーを見直し、ヘアケア製品や育毛剤を使用します。
何度、他の製品で試しても治らない人は「生活習慣の中にヘアサイクルを乱す原因」があるからです。

ヘアサイクルだけではなく、健康にとって最大の敵は次の2点が大きく占めます。

睡眠時間十分な睡眠がとれていない。個人により睡眠時間には差があります
ストレス仕事上のストレスが大半、介護生活や友人など深刻な悩み

深刻な悩みが長期間続くとストレスとなりホルモン異常を起こします。
主な症状:不眠症・更年期障害・うつ症・体調異変

結果、ヘアサイクルの乱れは、主に「睡眠時間やストレス」からくる要因が中心です。

よくある質問「ヘアサイクル」Q&A

ここからはよくあるヘアサイクルの疑問点について解説していきます。

Q.ヘアサイクルの乱れは、すぐに回復できる?

A.ヘアサイクルを乱す症状や原因によって回復期間は異なります。

一時的な、睡眠不足やストレスであれば1カ月もすれば自然に回復してきます。

他の原因であれば長引く場合もあり、回復期間の指定はできないといえるでしょう。

Q.ヘアサイクルの乱れが起こりやすい年齢はある?

A.へサイクルの乱れを起こす年齢は、特に10代から40代と幅広い範囲を持ちます。

共通している点は、「睡眠不足・ストレス」です。

10代進路問題・友人関係・家庭内の悩み
20〜40代仕事上(昇進・転勤・管理責任・上司・部下・同僚など人間関係)の悩み

上記は、主に起きやすい状況です。他にもストレスにつながる要因はあります。

ヘアサイクルは毛髪の成長から休止までの期間を一定の周期で何度も繰り返し頭皮を守り続けています。

毛髪の健康は、「ヘアサイクルがあるから守られている」といってもよいでしょう。

ヘアサイクルから起こる毛髪の生え変わり季節では秋口に多い抜け毛の理由も「冬場と夏場の気温を考えられている」とわかれば、納得がいく理由といえるでしょう。

また、ヘアサイクルの乱れは、多くの人に現れる症状でもあります。

毛髪の「ハリやコシ・ツヤ」がでない人は、睡眠時間が影響している場合が多くあります。

さらに、ストレスが重なるとヘアサイクルを乱すだけではなく、健康をそこなう場合もありますから、日常生活に負担をかけない解消方法を考えておく必要があります。