FGF-5とは

2019年12月21日

FGF-5とは?

FGF-5(fibroblast growth factor-5)は、線維芽細胞成長因子(せんいがさいぼうせいちょういんし)と呼ばれる「たんぱく質でできた成長因子」の一種です。

FGFだけで22種類存在し、FGFファミリーとして呼ばれることもあります。

FGF-5と同じ繊維芽成長因子グループには、FGF-1~FGF-10が存在します。

FGF-5|発症原因

外毛根鞘
外毛根鞘分泌部位

FGF-5は、上の図に示す外毛根鞘(がいもうこんしょう)から分泌されます。

毛乳頭から伝達を受けると毛髪を脱毛させる作用を始めます。

主に、毛の長さを調節しヘアサイクルの退行期に役割をもつ物質です。

FGF-5の作用

毛の長さを調整したり毛の生え変わる時期に抜け毛を起こしたりする伝達物質です。
ヘアサイクルで起こる退行時の抜け毛は、正常に働くFGF-5の働きから起こるものです。

退行期が近づくと、FGF-5の分泌が始まり脱毛作用により抜け毛がはじまるため、退行期と同時に抜け毛を発生させる物質といえます。

毛の調節作用では、海外や数多くある実験の中で「毛が長く伸びる現象」が起きた原因から、抜け毛を起こす作用だけではないと確認されています。

FGF-5|脱毛因子による悪影響

毛髪の生え変わりには、とても必要な働きをするFGF-5 ですが、悪影響を受けやすい物質でもあります。
 AGAの場合、脱毛因子(TGG-β1)が分泌されるとFGF-5は影響を受けやすい物質のため、退行期におこなう脱毛作用を継続的にだし続ける働きへ変化します。

FGF-5のタンパク質は、AGAや薄毛の症状を阻止させるための研究物質になっています。

FGF-5|抑制方法は?

FGF-5の働きをみる実験結果では、次にあるマウスの実験から確認されています。

現段階では、FGF-5が人に対する抜け毛の抑制方法で確立はされていませんが、今後期待できる実験結果でもあります。

FGF-5を抑制|マウスやウサギの実験

海外の研究者がマウスで実験した結果は、とても驚くほど毛が伸びていました。

実験から見えた「FGF-5が機能しなければ毛が伸びる」という結果です。

自然変異で元々毛が長いマウス人為的にFGF-5遺伝子の働きをとめたマウス
FGF- 5の遺伝子に異常があった毛が長く伸びた

つまり、両方ともFGF-5が働かなければ「毛が伸びる」と証明したことになります。

マウスの実験画像

引用元①:株式会社アドバンジェン

引用元②:松原賢一郎☆アンゴラウサギ画像

マウス以外でも同じ結果をだすことがわかり、FGF-5が機能しなければ毛が伸びると確認しています。

FGF-5|毛の調整作用に注目

FGF-5が人の脱毛症にも適応できるように、企業や大学の研究でも「脱毛を抑制する」研究が盛んに行われている物質でもあります。

FGF-5を抑制できれば、次のような活用が期待できます。

ヘアサイクルの成長期を調整する通常よりも退行期を長く遅らすことができれば、毛髪の成長期が長くなり毛髪の寿命は長く延びる。
AGAの伝達物質を受け取らなくする脱毛因子(TGF-β1)の影響を受けない働きができれば、AGAや薄毛を阻止できる可能性が高くなる。

現段階では研究による結果しかでていません。
しかし、この作用が「人に対して毛髪効果を出せるかがキーポイント」になります。

FGF-5を含んだFGFファミリーには、色々な働きをもち独自の作用をしています。
その中にあるFGF-5は「毛の調節機能を持つ」タンパク質となります。

FGF-5の実験結果からもわかるように、調節機能をコントロールできれば毛髪の維持力は期待以上に上がるでしょう。

また、AGAの脱毛症を阻止する期待が高く持てるタンパク質だといえます。