薄毛が気になり始めたら、まず試してみたくなるのが育毛剤ですよね。
育毛剤は、商品によって配合されている成分が大きく異なり、しっかりとした効果を実感するには、自分の頭皮の状態に適したものを選ぶ必要があります。
そこで今回は、薄毛ケアに効果的な育毛成分の特徴について解説していきます。
薄毛のタイプ別おすすめ成分から育毛成分の安全性まで、気になるポイントを詳しくまとめているので、ぜひ参考にして下さいね。
なお、薄毛治療の全体像について把握したい方は「【最前線】薄毛治療の種類や薬まとめ!抜け毛が気になるなら知りたい薄毛治療の費用と効果」に目を通しておくことをおすすめします。
【更新情報】
「Q&A」に次の設問を追加しました(2022年6月19日)
目次
育毛剤の成分|原因別選び方
育毛剤を探すにあたり、絶対におさえておくべきポイントが1つあります。
それは、育毛剤にどのような効果を期待するか明確にするということです。
育毛剤は、大きく分けて
- 抜け毛を抑制する成分が配合されているもの
- 毛の成長を促進する成分が配合されているもの
- 頭皮の土台作りをする成分が配合されているもの
という3つのタイプがあるのですが、それぞれのタイプによって配合される成分が異なります。
例えば、育毛剤で髪の量を増やしたいと考える場合、抜け毛を抑制するための育毛剤では思うような効果は期待できません。
反対に、薄毛は気にならないけど、若いうちからケアしておきたいと考える方が、あえて毛の成長を促進する高価な育毛剤を選ぶ必要もないということです。
育毛剤の購入を検討されている方は、なぜ育毛剤を使いたいと思ったのか、まずはその理由を明確にしましょう。
育毛剤の有効成分を解説(全98)
ここからは、育毛剤に配合される成分について詳しく学習していきます。
まずは、先ほど解説した3つのタイプ別に成分表をチェックしてみましょう。
抜け毛を抑制 | ・アセチルテトラペプチド‐3 アカツメクサ花エキス(キャピキシル) ・エチニルエストラジオール ・デュタステリド ・冬虫夏草エキス ・ノコギリヤシ ・ヒオウギエキス ・フィナステリド |
毛の成長を促進 | ・イチョウ葉エキス ・エビネエキス ・Ⅼ‐アルギニン ・塩化カルプロニウム ・オランダカラシエキス ・サイトカイン ・ショウブ根エキス ・セファランチン ・センキュウエキス ・センブリエキス ・チクセツニンジン ・トウガラシエキス ・ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド) ・ニンニクエキス ・ヒキオコシ葉/茎エキス ・ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(ピディオキシジル) ・ミノキシジル ・ステモキシジン ・トランス‐3,4’‐ジメチル‐3‐ヒドロキシフラバノン(t‐フラバノン) ・パントテニルエチルエーテル ・ペンタデカン酸グリセリド ・6‐ベンジルアミノプリン ・アセチルデカペプチド‐3(リジュリン) ・ツバメの巣エキス ・ヒトオリゴペプチド‐21(IGF) |
頭皮の土台作り | ・アスコルビン酸(ビタミンC / ビタミンC誘導体) ・カシュウ ・ピリドキシンHCI ・アセチルグルコサミン ・アルニカエキス ・アロエエキス ・イラクサエキス ・ウメエキス ・M-034(海藻エキス(1)、褐藻エキス) ・オウバクエキス ・加水分解F-フコイダン ・加水分解エラスチン ・キナノキ樹皮エキス ・クロレラエキス ・ココナッツオイル ・ゴボウエキス ・コメヌカエキス ・コンドロイチン硫酸ナトリウム ・ジオウエキス ・シラカバエキス ・水溶性プロテオグリカン ・セイヨウアカマツ球果エキス(マツエキス) ・ソウハクヒエキス ・ティーツリー油 ・トウニンエキス ・ビタミンA油 ・ホホバ~(ワックス、油) ・ポリリン酸Na ・ユッカグラウカ根エキス ・リシン ・イオウ ・オウゴンエキス ・カワラヨモギエキス ・グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルレチン酸) ・サクラ葉エキス ・ジフェンヒドラミンHCI ・セイヨウキズタエキス ・チンピエキス ・トウキエキス ・ビワ葉エキス ・ユキノシタエキス ・ローマカミツレ花エキス ・イソプロピルメチルフェノール ・チョウジエキス ・ヒノキチオール ・ピロクトンオラミン ・ボタンエキス ・ユーカリエキス ・亜鉛(塩化亜鉛) ・ビオチン ・ミレットエキス ・メチオニン ・L-システイン ・カキタンニン ・酢酸トコフェロール ・サンショウエキス ・シスチン ・シナノキエキス ・チャエキス(緑茶エキス) ・トコフェロール(ビタミンE) ・トリペプチド-1銅 ・プラセンタエキス ・モモ葉エキス ・ローズマリーエキス ・l-メントール(メントール) |
ひと口に育毛成分と言っても、実にさまざまな種類があることがわかりました。
ここからは、上記98種類の成分にどのような効果があるのかを具体的に見ていきましょう。
抜け毛を抑制!守り系の有効成分
守り系の成分 | ・アセチルテトラペプチド‐3 アカツメクサ花エキス(キャピキシル) ・エチニルエストラジオール ・デュタステリド ・冬虫夏草エキス ・ノコギリヤシ ・ヒオウギエキス ・フィナステリド |
守り系の育毛成分は、主に
- ジヒドロテストステロン(DHT)を抑制
- 5αリダクターゼを抑制
することで抜け毛を抑制します。
ヒトの体内には、テストステロンとジヒドロテストステロン(DHT)という2つの男性ホルモンが存在するのですが、抜け毛予防にはDHTの生産量を防ぐのが有効です。
DHTは、テストステロンに5αリダクターゼという酵素が結びつくことで増加します。
つまり、5αリダクターゼが活性化するのを抑えれば、DHTが増えるのを予防できるというわけです。
毛の成長を促進!攻め系の成分
攻め系の成分 | ・イチョウ葉エキス ・エビネエキス ・Ⅼ‐アルギニン ・塩化カルプロニウム ・オランダカラシエキス ・サイトカイン ・ショウブ根エキス ・セファランチン ・センキュウエキス ・センブリエキス ・チクセツニンジン ・トウガラシエキス ・ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド) ・ニンニクエキス ・ヒキオコシ葉/茎エキス ・ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(ピディオキシジル) ・ミノキシジル ・ステモキシジン ・トランス‐3,4’‐ジメチル‐3‐ヒドロキシフラバノン(t‐フラバノン) ・パントテニルエチルエーテル ・ペンタデカン酸グリセリド ・6‐ベンジルアミノプリン ・アセチルデカペプチド‐3(リジュリン) ・ツバメの巣エキス ・ヒトオリゴペプチド‐21(IGF) |
髪のボリュームが少なくなったと感じる方は、髪の成長をサポートする攻めの成分がおすすめです。
攻め系の成分には、
- 毛母細胞を活性化させる
- 毛細血管を広げて血行を良くする
働きがあります。
髪の毛は、毛根部分にある毛母細胞という細胞から作り出されます。
毛母細胞は、毛細血管から栄養を受け取って髪を成長させるのですが、毛母細胞と毛細血管の働きは年齢とともに鈍くなってしまいます。
攻めの育毛成分は、細胞と血管の働きを活性化させ、髪が成長しやすい頭皮環境を整えてくれるのです。
頭皮を健康に!土台作り系の成分
土台づくり系の成分 | ・アスコルビン酸(ビタミンC / ビタミンC誘導体) ・カシュウ ・ピリドキシンHCI ・アセチルグルコサミン ・アルニカエキス ・アロエエキス ・イラクサエキス ・ウメエキス ・M-034(海藻エキス(1)、褐藻エキス) ・オウバクエキス ・加水分解F-フコイダン ・加水分解エラスチン ・キナノキ樹皮エキス ・クロレラエキス ・ココナッツオイル ・ゴボウエキス ・コメヌカエキス ・コンドロイチン硫酸ナトリウム ・ジオウエキス ・シラカバエキス ・水溶性プロテオグリカン ・セイヨウアカマツ球果エキス(マツエキス) ・ソウハクヒエキス ・ティーツリー油 ・トウニンエキス ・ビタミンA油 ・ホホバ~(ワックス、油) ・ポリリン酸Na ・ユッカグラウカ根エキス ・リシン ・イオウ ・オウゴンエキス ・カワラヨモギエキス ・グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルレチン酸) ・サクラ葉エキス ・ジフェンヒドラミンHCI ・セイヨウキズタエキス ・チンピエキス ・トウキエキス ・ビワ葉エキス ・ユキノシタエキス ・ローマカミツレ花エキス ・イソプロピルメチルフェノール ・チョウジエキス ・ヒノキチオール ・ピロクトンオラミン ・ボタンエキス ・ユーカリエキス ・亜鉛(塩化亜鉛) ・ビオチン ・ミレットエキス ・メチオニン ・L-システイン ・カキタンニン ・酢酸トコフェロール ・サンショウエキス ・シスチン ・シナノキエキス ・チャエキス(緑茶エキス) ・トコフェロール(ビタミンE) ・トリペプチド-1銅 ・プラセンタエキス ・モモ葉エキス ・ローズマリーエキス ・l-メントール(メントール) |
上記の成分には、
- 皮脂の過剰分泌を抑制
- 保湿作用
- 抗炎症作用
- 菌の繁殖を予防
- 髪に栄養を与える
- 頭皮の老化予防
- 清涼感を与える
などの効果があります。
これによって、頭皮を健康かつ清潔に維持し、抜け毛や薄毛が進行しにくい頭皮環境を作ることができます。
土台作り系の成分には、薄毛予防に直接的な効果があるわけではありません。
ただ、健やかな頭皮をキープするという意味では、薄毛予防はもちろんのこと、フケやかゆみ、ベタつきなど、頭皮トラブルを解消するのに有効です。
薄毛や抜け毛が気にならない方も、これらの成分が配合されたヘアケアアイテムを積極的に使うことをおすすめします。
実際に商品を選ぶ際は、配合成分を中心に、使い勝手やコスパなどから自分に合ったアイテムを選んでみて下さい。
AGA対策おすすめの育毛剤・発毛剤は?チャート診断であなたにあった商品が1分でわかる
育毛剤に含まれる添加物|アレルギーがある人は注意
育毛剤にはさまざまな成分が配合されていることがわかりましたが、全てが薄毛予防に効果的な成分なわけではありません。
というのも、育毛剤には品質保持や肌への付け心地をよくするための添加物も配合されていて、人によってアレルギー反応を引き起こすことがあるのです。
育毛剤に配合される代表的な添加物には以下のものがあります。
ポリマー | ・アクリル酸~/メタクリル酸~ ・AMP・加水分解コラーゲン ・カルボマー ・セルロース ・〜シロキサン ・〜メチコン |
防腐剤 | ・安息香酸・安息香酸Na ・サリチル酸(殺菌剤)・サリチル酸Na・シメン-5-オール(殺菌剤)・水酸化K・デヒドロ酢酸Na ・パラベン ・ヒノキチオール・フェノキシエタノール |
界面活性剤 | ・キサンタンガム ・PEG-(数字※)※6、12、32、40、75 ・PEG-(数字)-水添ヒマシ油 ・~オキシド・~DEA/~MEA・~ベタイン |
酸化防止剤 | ・クエン酸 ・酢酸DL-α-トコフェロール ・dl-α-トコフェロール ・トコフェロール |
保湿剤 | ・グリセリン/~グリセリン ・乳酸Na・ヒアルロン酸Na ・PEG~クロスポリマー・PEG~ジメチコン ・BG・PG |
香料 | ・合成香料 ・天然香料 |
着色料 | ・タール系色素(〇色▲号) |
エタノール | ・アルコール ・無水エタノール |
詳しく解説していきます。
ポリマー
ポリマー | ・アクリル酸~/メタクリル酸~ ・AMP ・加水分解コラーゲン ・カルボマー ・セルロース ・〜シロキサン ・〜メチコン |
薬剤にとろみを出すために配合されるポリマーは、育毛剤をはじめとするヘアケア用品やスキンケア用品など、さまざまなアイテムに配合されています。
ポリマーをつけると肌にビニールの膜を張った状態になるため、手触りはいいのですが毛穴のつまりを招く恐れがあります。
防腐剤
防腐剤 | ・安息香酸 ・安息香酸Na ・サリチル酸(殺菌剤) ・サリチル酸Na ・シメン-5-オール(殺菌剤) ・水酸化K ・デヒドロ酢酸Na ・パラベン ・ヒノキチオール ・フェノキシエタノール |
防腐剤は、ヘアケア用品や化粧品などの品質を保持するために配合される添加物です。
育毛剤の中に菌が繁殖するのを防ぐ目的で使われますが、数ある添加物の中でもとくにアレルギー反応が起きやすい成分としても知られています。
防腐剤の働きで頭皮の健康な菌まで死滅させてしまうので、使い続けることで肌のバリア機能の低下を引き起こすリスクがあります。
界面活性剤
界面活性剤 | ・キサンタンガム ・PEG-(数字※)※6、12、32、40、75 ・PEG-(数字)-水添ヒマシ油 ・~オキシド ・~DEA/~MEA ・~ベタイン |
界面活性剤は、水と油など本来混じり合わないものを混ぜ合わせることができる成分です。
食品に配合されることもある安全性の高い成分ですが、敏感肌やアレルギー体質の方はかゆみやかぶれなどの肌トラブルが起きる可能性があります。
酸化防止剤
酸化防止剤 | ・クエン酸 ・酢酸DL-α-トコフェロール ・dl-α-トコフェロ |
化粧品などが酸化するのを防ぐために配合される酸化防止剤には、
- 天然由来のもの(クエン酸、トコフェロール)
- 合成のもの(酢酸DL-α-トコフェロール、dl-α-トコフェロール)
の2種類があります。
天然由来のものは問題ないのですが、合成の酸化防止剤は肌トラブルなどのリスクが報告されているため、できれば避けるのがベストです。
保湿剤
保湿剤 | ・グリセリン/~グリセリン ・乳酸Na・ヒアルロン酸Na ・PEG~クロスポリマー・PEG~ジメチコン ・BG・PG |
保湿剤は、痛んだ髪をまとまりやすくしたり、頭皮の乾燥を防ぐ効果が期待できる添加物です。
「保湿」と聞くと、髪や地肌にいい成分にも見えますが、人によってクロスポリマーでかゆみや炎症を起こすことがあり、育毛成分としてはあまりおすすめできません。
香料・着色料
香料・着色料 | ・合成香料 ・天然香料 ・タール系色素(〇色▲号) |
無添加と記載されている化粧品以外には、必ずと言っていいほど配合されている香料と着色料。
香りや色付けのために使われますが、香料や着色料も実は肌トラブルの原因となりやすいので、こちらも注意が必要です。
エタノール
エタノール | ・アルコール ・無水エタノール |
敏感肌の方にとくに注意してほしいのが、エタノール配合の育毛剤です。
エタノールは、
- 品質保持
- 他の成分同時を混ざりやすくする
- 清涼感
などの目的で配合されるのですが、時にかゆみやかぶれなど副作用の原因となることがあります。
これまでにアルコール配合の製品で肌に違和感を感じたことがある方は、アルコールフリーの育毛剤をチョイスすることをおすすめします。
1つ目は、有効成分が配合されているかどうかです。
有効成分とは、化粧品やヘアケア用品として一定の効果が見られる成分のことで、厚生労働省から認可を受けている安全性が立証された成分を意味します。
育毛剤に使われる代表的な有効成分には、
- センブリエキス
- ジフェンヒドラミンHCI(塩酸ジフェンヒドラミン)
- グリチルリチン酸2K
などがあります。
有効成分が配合されている商品は、成分表の前方に必ず記載がありますので、こちらは必ずチェックするようにして下さい。
2つ目のポイントは、成分の並び順です。
化粧品類の成分表は、配合の割合が多いものから順に明記されています。
育毛効果のある成分ができるだけ前の方に書かれている商品を選ぶと、より高い育毛効果が期待できるでしょう。
育毛剤の成分に関するQ&A
育毛剤の成分のことがわかったところで、ここからはより深いところを学習していきましょう。
育毛剤を使用するにあたり、成分や安全性に不安がある方はぜひじっくりと読み進めてみて下さい。
Q1. 天然成分や植物エキスは本当に安全?
育毛剤に配合される成分には、天然由来の成分や植物エキスなどが多いですが、気になるのがその安全性です。
天然成分は「安全」「肌に優しい」というイメージをお持ちの方は多いかと思いますが、その認識は正解ではありません。
天然成分だから安全とか、合成成分だから危ないということはなく、天然由来のものでも肌に合わないことは十分に考えられます。
肌に合う合わないは、正直なところ使ってみなければわかりません。
本ページでご紹介した添加物は、できるだけ避けた方が安心です。
ただ、それ以外の成分だからといって絶対に安心とは言い切れないので、肌が弱い方が初めて育毛剤を使用する時は、使用後の経過を慎重に観察してあげて下さい。
Q2. 同じ成分なのに名前が違うものがあるのはなぜ?
育毛剤に使われる成分は、同じ成分なのに別の名前で表記されることがあります。
例えば、
- ビタミンC誘導体/アスコルビン酸
- グリチルリチン酸ジカリウム/グリチルレチン酸
- トコフェロール/ビタミンE
- センブリエキス/センブリ抽出液
などの成分は、配合される商品によって表記名が異なることがあります。
この理由は大きく分けて2つあります。
1つは、同じ原料でも生成される工程が違うという理由。
もう1つは、「化粧品」と「医薬部外品」に配合されるかで表記が異なるという理由です。
同じ成分であることには変わりないので、そこまで意識する必要はありませんが、知識として覚えておくといいかもしれませんね。
Q3. 成分数が多い方が効くの?
育毛剤は、配合成分が多いからといってその分効果が出やすいということはありません。
むしろ、成分数が多いことで、万が一アレルギー反応が起きた時、どの成分が合わなかったかを特定しにくいことがデメリットとなってしまいます。
効果を出す上でもっとも大切なことは、冒頭でお伝えした「目的に合った育毛剤を正しく使えるかどうか」です。
成分数よりも、予防系なのか、育毛系なのか、土台作り系なのかにスポットを当てて、自分の理想に合った商品を選ぶようにしましょう。
Q4. 無香料は本当に匂いがしないの?
無香料とは、香料を使用していない商品であることを意味するもので、香りが全くしないという意味ではありません。
香料不使用でも、成分そのものに香りがあるものが配合されていれば、育毛剤自体に多少の香りを感じることもあります。
以上の理由から、完全に無臭の育毛剤を探すのは少し難しいかもしれません。
これは、育毛剤に限った話ではなく、シャンプーやボディローションなど化粧品全般にも同じことがいえます。
Q5.女性におすすめの育毛成分は?
女性の薄毛は、年齢やストレス、生活習慣の乱れなどが原因で、女性ホルモンのバランスが不安定になることで起こります。
この場合、女性ホルモンのバランスを整える働きがある成分が配合されている育毛剤を使うのが効果的です。
具体的には、
- グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)
- ヒオウギエキス
- エチニルエストラジオール
- ニンニクエキス
などがおすすめです。
ちなみに、女性と男性とでは薄毛の原因が異なるので、女性が薄毛対策をするには女性専用の育毛剤を使うことが大切です。
Q6.サプリで育毛成分はとれる?
薄毛予防のアイテムには、育毛剤のほかサプリメントも人気があります。
育毛サプリには、亜鉛や海藻エキスなど、髪の成長に必要な成分が配合されています。
また、いつでもどこでも気軽に摂取できるので、残業や出張などで毎日忙しく過ごしている男性におすすめです。
ただ、進行形の薄毛を改善するのには、サプリだけでは少し物足りません。
本気の薄毛対策を考えているなら、育毛剤プラスアルファのケアとしてサプリを活用することが大切です。
サプリメントの効果やおすすめ商品については「AGAはサプリで予防できる?おすすめな理由と効果的なサプリ5選」でも解説しているので、合わせてご覧ください。
Q7.育毛シャンプーは効果があるの?
クレンジング効果に優れ、頭皮を健やかに保つ効果のある育毛シャンプーも、育毛剤と合わせて使いたいアイテムの一つです。
女性に比べて皮脂の分泌量が多い男性は、頭皮の毛穴がつまりやすく、普通のシャンプーでは汚れをきちんと落としきれないことがあります。
頭皮のベタつきやニオイは、そのまま放置すると抜け毛や薄毛に直結します。
髪のボリュームダウンが気になり始めてきた方は、育毛効果の高いシャンプーを使って、頭皮を清潔に保つよう心がけましょう。
おすすめの育毛シャンプーやシャンプーの正しい方法については「AGA予防には育毛シャンプーが効果的?健康的な頭皮環境の維持が薄毛・脱毛のリスクを下げる」で紹介しています。
Q8. 育毛剤の有効成分は厚生労働省に認可されているって本当?
厚生労働省によって育毛のための成分と認可されています。医療部外品である育毛剤には必ず含まれているので、薄毛対策への効果が期待されます。
育毛剤は成分をしっかりチェックすることが大切!悩み別の育毛剤で早めの対策をしよう
ひと口に育毛剤と言っても、薄毛の悩みによってさまざまな商品があり、配合されている成分もそれぞれ異なることがわかりました。
髪が薄くなったと感じる方や、今後のために今から予防しておきたい方など、薄毛に対する考え方は人それぞれです。
育毛剤は、そんなメンズの薄毛の悩みを助けてくれる強力なアイテムなので、成分やそれぞれの効果を知っておいて損はありません。
また、育毛剤での薄毛対策には限界があるので、薄毛に強いコンプレックスがある方は育毛剤と合わせて投薬治療をすることをおすすめします。
クリニックに通うのは敷居が高く、勇気がいることだと感じる方も多いですが、育毛剤よりも飛躍的な変化が見られるのは事実です。
育毛剤やクリニックの治療で、悩みのないヘアスタイルを手に入れましょう!
AGAクリニック選びに失敗しないために「AGAクリニックおすすめ人気ランキング2020全国版!」の記事で病院の選び方やおすすめのクリニックについて紹介していますので、ぜひご覧ください。
▼この記事を見た方はこちらも見ています。
気になるポイント | 当てはまる方はこの記事をチェック! |
□AGAの原因って? | AGAの原因と対策|薄毛発症の理由はストレス?進行タイプごとに治療方法を解説 |
□AGA治療に効果はあるの? | AGA治療の効果や費用・期間を全まとめ!育毛・発毛までの全過程 |
□AGAの治療にかかる費用はいくら? | AGA治療の費用相場|薄毛治療は年間いくら?病院の通院期間や薬の保険適用について解説 |
□AGA治療の副作用は? | AGA治療の副作用|治療薬の種類、症状別の副作用と発現確率まとめ |
□AGA治療薬の種類は? | AGAの治療薬の種類|薄毛に効果があるのは塗り薬?飲み薬?プロペシア・ミノキシジルなどそれぞれの効果と副作用を徹底解説 |
□全クリニックからおすすめを知りたい! | AGAクリニックおすすめ人気ランキング2024全国版!口コミ・評判・体験談から薄毛治療の専門病院BEST22を決定 |
▼参考サイト
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育毛剤に配合される成分には、天然由来の成分や植物エキスなどが多いですが、気になるのがその安全性です。
天然成分は「安全」「肌に優しい」というイメージをお持ちの方は多いかと思いますが、その認識は正解ではありません。
天然成分だから安全とか、合成成分だから危ないということはなく、天然由来のものでも肌に合わないことは十分に考えられます。
肌に合う合わないは、正直なところ使ってみなければわかりません。
本ページでご紹介した添加物は、できるだけ避けた方が安心です。
ただ、それ以外の成分だからといって絶対に安心とは言い切れないので、肌が弱い方が初めて育毛剤を使用する時は、使用後の経過を慎重に観察してあげて下さい。
育毛剤に使われる成分は、同じ成分なのに別の名前で表記されることがあります。
例えば、
・ビタミンC誘導体/アスコルビン酸
・グリチルリチン酸ジカリウム/グリチルレチン酸
・トコフェロール/ビタミンE
・センブリエキス/センブリ抽出液
などの成分は、配合される商品によって表記名が異なることがあります。
この理由は大きく分けて2つあります。
1つは、同じ原料でも生成される工程が違うという理由。
もう1つは、「化粧品」と「医薬部外品」に配合されるかで表記が異なるという理由です。
同じ成分であることには変わりないので、そこまで意識する必要はありませんが、知識として覚えておくといいかもしれませんね。
育毛剤は、配合成分が多いからといってその分効果が出やすいということはありません。
むしろ、成分数が多いことで、万が一アレルギー反応が起きた時、どの成分が合わなかったかを特定しにくいことがデメリットとなってしまいます。
効果を出す上でもっとも大切なことは、冒頭でお伝えした「目的に合った育毛剤を正しく使えるかどうか」です。
成分数よりも、予防系なのか、育毛系なのか、土台作り系なのかにスポットを当てて、自分の理想に合った商品を選ぶようにしましょう。
無香料とは、香料を使用していない商品であることを意味するもので、香りが全くしないという意味ではありません。
香料不使用でも、成分そのものに香りがあるものが配合されていれば、育毛剤自体に多少の香りを感じることもあります。
以上の理由から、完全に無臭の育毛剤を探すのは少し難しいかもしれません。
これは、育毛剤に限った話ではなく、シャンプーやボディローションなど化粧品全般にも同じことがいえます。
女性の薄毛は、年齢やストレス、生活習慣の乱れなどが原因で、女性ホルモンのバランスが不安定になることで起こります。
この場合、女性ホルモンのバランスを整える働きがある成分が配合されている育毛剤を使うのが効果的です。
具体的には、
・グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)
・ヒオウギエキス
・エチニルエストラジオール
・ニンニクエキス
などがおすすめです。
ちなみに、女性と男性とでは薄毛の原因が異なるので、女性が薄毛対策をするには女性専用の育毛剤を使うことが大切です。
薄毛予防のアイテムには、育毛剤のほかサプリメントも人気があります。
育毛サプリには、亜鉛や海藻エキスなど、髪の成長に必要な成分が配合されています。
また、いつでもどこでも気軽に摂取できるので、残業や出張などで毎日忙しく過ごしている男性におすすめです。
ただ、進行形の薄毛を改善するのには、サプリだけでは少し物足りません。
本気の薄毛対策を考えているなら、育毛剤プラスアルファのケアとしてサプリを活用することが大切です。
サプリメントの効果やおすすめ商品については「AGAはサプリで予防できる?おすすめな理由と効果的なサプリ5選」でも解説しているので、合わせてご覧ください。
クレンジング効果に優れ、頭皮を健やかに保つ効果のある育毛シャンプーも、育毛剤と合わせて使いたいアイテムの一つです。
女性に比べて皮脂の分泌量が多い男性は、頭皮の毛穴がつまりやすく、普通のシャンプーでは汚れをきちんと落としきれないことがあります。
頭皮のベタつきやニオイは、そのまま放置すると抜け毛や薄毛に直結します。
髪のボリュームダウンが気になり始めてきた方は、育毛効果の高いシャンプーを使って、頭皮を清潔に保つよう心がけましょう。
おすすめの育毛シャンプーやシャンプーの正しい方法については「AGA予防には育毛シャンプーが効果的?健康的な頭皮環境の維持が薄毛・脱毛のリスクを下げる」で紹介しています。
厚生労働省によって育毛のための成分と認可されています。医療部外品である育毛剤には必ず含まれているので、薄毛対策への効果が期待されます。