「治療薬でAGAの進行は防げるの?」
「副作用が起きないか心配…」
こんな悩みや不安を抱えている人は、AGA治療薬に関する知識を正しく知ることで、きっと解消できるはずです。
この記事ではAGA治療薬の種類や効果、副作用、飲み方など、基本的な情報についてまとめました。
クリニックで処方されるAGA治療薬から、ドラッグストアでも購入できる市販の外用薬まで!幅広く情報をお届けします。
「手軽に試してみたいけど、どれがいいのか分からない」と悩んでいる人もぜひ、参考にしてみてください。
【更新情報】
「Q&A」に次の設問を追加しました(2022年5月26日)
なお、AGA治療の全体像について把握したい方は「AGA治療の効果や費用・期間を全まとめ!育毛・発毛までの全過程」に目を通しておくことをおすすめします。
目次
AGA治療薬は2種類|抜け毛の抑制と発毛促進
複数の種類があるAGA治療薬は、大きく分けると2つのタイプから成り立っています。
そもそも、AGAの原因は2つ。
- 脱毛ホルモンによる「抜け毛の増加」
- 生活習慣の乱れや加齢による「髪を生やし育てる力の衰え」
そして治療薬もまた、原因に合わせた2つのタイプが基本となるのです。
抜け毛を止める【守る系】タイプ | 発毛を促す【攻め系】タイプ | |
作用 | 抜け毛の原因となる脱毛ホルモン(DHT)を抑制し、脱毛を防ぐ。 | 血管拡張作用により、毛の細胞に栄養素や酵素を届きやすくし、さらにヘアサイクルを正常に戻す働きによって発毛力を高める |
治療法はそれぞれ【守る系】が内服薬のみ、【攻め系】が内服薬・外用薬・注射とあります。
クリニックによって採用している治療法は異なるので、気になる方は電話やホームページなどで事前に確認しておくといいでしょう。
「AGAクリニックおすすめ人気ランキング全国版!」の記事では薄毛専門病院の情報について詳しく掲載しているので、あわせてご確認ください。
AGA治療薬の一覧|それぞれの効果と副作用
抜け毛を止める【守る系】タイプ | 発毛を促す【攻め系】タイプ | |
有効成分 | フィナステリド デュタステリド | ミノキシジル |
主な治療薬名 | 【フィナステリド製剤(内服薬)】 プロペシア・フィナステリド 【デュタステリド製剤(内服薬)】 ザガーロ・アボルブ | ・ミノタブ(内服薬) ・ロゲイン・リアップ(外用薬) |
効果 | 毛髪の成長を妨げる男性ホルモンの一種に作用し、抜け毛を防ぐ。 | 血行拡張作用により毛母細胞の働きを活性化し、発毛を促す。 |
副作用 | ED、性欲減退、射精障害、精液量減少、痒み、発疹、だるい、吐き気、食欲不振など | 初期脱毛、めまい、立ちくらみ、ふらつき、動悸、むくみ、体毛が濃くなる痒み、頭皮のかぶれ、発疹、だるい、吐き気、食欲不振など |
1ヵ月あたりの価格 | 3,000~10,000円 | 内服薬:10,000円前後 外用薬:7,000円〜12,000円 |
【守る系】と【攻め系】を基準に、AGA治療薬は幾つかの種類があります。
実際に使用したことがある、聞いたことがあるという薬もあるかもしれません。
AGA治療にはどのような薬が使われているのか?
多くのクリニックで取り扱われている薬をタイプ別に紹介。
薄毛への効果や副作用、用法・飲み方について解説します。
フィナステリド成分(プロペシア・フィナステリドなど)とは
副作用が少なく安全性が高いフィナステリド製剤は、世界60か国以上で使われる代表的なAGA治療薬です。
日本では2005年に厚生労働省から認可されて以降、多くのクリニックで採用されています。
もともとは前立腺肥大症の治療薬として使われていましたが、「毛が生えた」という報告が相次ぎ、育毛薬として改めて開発。
これまで、男性型脱毛症に悩む多くの方たちのコンプレックスを改善してきました。
AGA治療薬にどれほど効果的であるかを評価する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」では、高評価の推奨度Aを獲得しているので、治療に使うよう強く推奨されています。
フィナステリドを有効成分にする代表的な治療薬には、プロペシアとフィナステリドなどがあります。
フィナステリドの薄毛への効果
フィナステリドは、AGAの原因であるジヒドロテストステロンの増加を防ぎ、抜け毛が増えるのを止めます。
そもそもジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼに作用することで作り出され、ホルモンバランスを乱し、AGAを進行させる厄介な存在です。
抜け毛を防ぐためには、ジヒドロテストステロンを抑えることが何よりも重要となります。
フィナステリドにはⅡ型の5αリダクターゼの働きを阻害する作用があり、テストステロンとの結びつきを減少させます。
その結果、ジヒドロテストステロンの増加防止に繋がる、というわけです。
ジヒドロテストステロンが抑えられたことで、短くなっていたヘアサイクルは正常に戻り、髪の毛は抜けにくく、ボリュームアップにつながります。
フィナステリドは発毛や育毛を促進させる薬ではありませんが、AGAの根本的原因を解決するためには必要不可欠な治療薬と言えるでしょう。
フィナステリドの副作用
- 性機能の低下
(ED、性欲減退、射精障害、精液量減少) - 肝臓の症状
(痒み、発疹、だるい、吐き気、食欲不振など)
これらの副作用を見ると、フィナステリドを服用するのはあまりにもリスクが高いように感じるかもしれません。
しかし、必ずしも副作用が起こるというわけではないのです。
フィナステリドを服用し、実際に副作用が起こった確率は0.5%。
つまり100人中5人の計算になるので、正しい使用方法を守ればそこまで心配する必要はないでしょう。
フィナステリドの用法・飲み方
1日1回経口服用。1日1mgが目安となります。
プロペシアを毎日1mgを服用し続けると、1年後には約58%もの人が効果を実感した、という調査結果があります。
デュタステリド成分(ザガーロ・アボルブなど)とは
日本や韓国では男性型脱毛症の治療薬として承認されています。
実際に日本で販売が開始されたのは2016年6月。
フィナステリドより使用実績は少ないものの、5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型両方の働きを阻害する作用をもつデュタステリドは、フィナステリドで改善が見られなかった人の次の治療薬として使われることが多いようです。
また、その一方では、前立腺肥大の改善作用も見られるため、世界100か国以上で前立腺肥大症の治療薬としても使われています。
デュタステリド有効成分にする代表的な治療薬には、ザガーロやアボルブなどがあります。
デュタステリドの薄毛への効果
ジヒドロテストステロンを抑制し、抜け毛が増えるのを止めます。
効能自体は、フィナステリドと同じです。
しかし大きく異なるのは、阻害できる型の種類。
「Ⅰ型」と「Ⅱ型」がある5αリダクターゼに対し、フィナステリドは「Ⅰ型」のみですが、デュタステリドは両方の阻害が可能です。
2つの型を阻害できるため、より多くの薄毛のタイプに対応できるようになりました。
そんな理由から、フィナステリドの進化版として注目するクリニックは少なくありません。
ただその反面、副作用が起きやすいというデータもあります。
初めてプロペシアを服用し、体の反応をみながらフィナステリドに切り替えるというクリニックも多いようですが、いずれにしても医師と相談しながら決めることになるでしょう。
デュタステリドの副作用
- 性機能の低下
(ED、性欲減退、射精障害、精液量減少) - 肝臓の症状
(痒み、発疹、だるい、吐き気、食欲不振など)
副作用の症状は、フィナステリドと同様になります。
デュタステリドはフィナステリドの後に開発された治療薬なので、使用実績は少ないものの、副作用の発生頻度は若干多いようです。
デュタステリドの用法・飲み方
1日1回経口服用。
1日0.5mgが目安となります。
口腔内咽頭粘膜を刺激する恐れがあるので、カプセルは噛み砕かず、そのまま飲み込むようにしましょう。
また、デュタステリドは経皮吸収されます。
万が一、カプセルから薬剤が漏れてしまった場合は直接触れないよう気を付けてください。
とくに女性の場合、妊娠中、妊娠の可能性がある方、授乳中の方、未成年は、服用はもちろん、接触も厳禁です。
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AGAの新薬サガーロの効き目は?プロペシアよりも効果が高いとされる治療薬
発毛・育毛効果が高いのはザガーロです。
ザガーロは頭頂部だけでなく、前頭部にも強い発毛効果が見られるので、生え際やおでこの薄毛に悩む人に適しています。
ただ、プロペシアに前頭部への効果がまったく無いわけではありません。
現にプロペシアでも十分効果に満足している人もいるので、AGA治療が初めての方はこちらを処方されるケースも多いです。
プロペシア | ザガーロ | |
有効成分 | フィナステリド | デュタステリド |
効果効能 | 男性における男性型脱毛症の進行延滞 | 男性における男性型脱毛症 |
形・サイズ | 錠剤 直径 7.2mm×厚さ 3.5mm | カプセル 全長 19.3mm×厚さ6.6mm |
副作用 | 承認時の国内臨床試験において、調査症例276例中副作用は12例(4.3%)リビドー減退3例(1.1%)、勃起機能不全2例(0.7%)、その他9例(射精障害、精液量減少、下痢、胃不快感等)(いずれも1%未満) | 第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験において、本剤が投与された総症例557例(日本人120例を含む)中、95例(17.1%)勃起不全24例(4.3%)、リビドー減退22例(3.9%)、精液量減少7例(1.3%) 日本人120例中、臨床検査値異常を含む副作用が報告された症例は14例(11.7%) リビドー減退7例(5.8%)、勃起不全6例(5.0%)、射精障害2例(1.7%)(承認時) |
処方を勧められる人 | ・AGA治療をはじめて受ける人 ・前頭部よりも頭頂部の薄毛が気になる人 | ・前頭部の薄毛が気になる人 ・M字ハゲ、U字ハゲの人 |
デュタステリドを有効成分にもつザガーロは、フィナステリドを有効成分にもつプロペシアよりも治療効果が高いことは既に証明されています。
米国皮膚科学会によって行われた第Ⅱ相臨床試験によれば、ザガーロはプロペシアよりもⅡ型の5αリダクターゼに対して3倍、Ⅰ型に対しては100倍以上の効果があったようです。
また、被験者による臨床実験を行ったところ、フィナステリド1mg(プロペシア錠)よりもデュタステリド0.5mg(ザガーロカプセル)のほうが、発毛効果は約1.6倍も高いことが分かっています。
ミノキシジル内服薬(ミノタブ)とは
血管拡張作用や毛乳頭細胞・毛母細胞の活性化作用をもつミノキシジルは、もともと血圧を下げるため(血管拡張薬)に開発された治療薬です。
そのため、多量に摂取すると低血圧に陥り、慢性的な疲労感や悪寒などの症状がでることも…。
低血圧の人が摂取する場合は、必要以上に血圧が下がる可能性もあるので、十分に気を付けなければいけません。
そんなミノキシジルは、今では90か国以上で発毛成分のある治療薬として承認されています。
ちなみに国内では、ジェネリックのミノキシジルタブレットが有名です。
ミノキシジル内服薬の薄毛への効果
- 毛母細胞が死滅するのを防ぎ、髪の成長期間を延ばす
- 血管を拡張させ、毛母細胞・毛乳頭細胞へ栄養を届ける
- 成長因子の産生を促す
この3つの作用によって、発毛を促進させます。
AGAの原因の1つに、毛周期の乱れが挙げられます。ミノキシジルは毛包に対し、「休止期から成長期への誘導」「成長期の延長」を促すことで、健康な髪の毛が生えやすい環境が整い、増量やボリュームアップにつながるのです。
また、血管拡張作用をもつミノキシジルを服用すると、頭皮の血行がよくなり、髪の毛に栄養素がいき渡りやすくなります。産毛にも働きかけ、成長を促すことで、細く薄い毛も太くしっかりした髪の毛へと成長させます。
ミノキシジル内服薬の副作用
- 初期脱毛
- めまい、立ちくらみ、ふらつき
- 動悸
- むくみ
- 体毛が濃くなる
- 肝臓の症状
(痒み、発疹、だるい、吐き気、食欲不振など)
内服薬を服用すると、低血圧に似た症状(めまい・立ちくらみ・ふらつき)が起こることがあります。
外用薬は頭皮に塗るものなので、薬の作用は毛根にのみ作用します。
そのため、このような症状が起こるのは内服薬のみで、外用薬を使って起こることはありません。
また、体毛が濃くなるのも内服薬特有の副作用です。
外用薬とは異なり、全身の発毛成分がいきわたる内服薬は、髪だけでなく全身の毛を濃くする恐れがあります。
また、ミノキシジルで恐れられている副作用の1つとして、初期脱毛が挙げられます。服用してから1ヶ月ほど、その名の通り髪の毛が抜ける現象です。
これは、新しく元気な髪が生えて来るために毛を押し出している状態、つまり好転反応です。辛い時期だと思いますが、多くの方が通る道なので、気にしすぎず過ごしましょう。
ミノキシジル内服薬の用法・飲み方
ミノキシジルの1日当たりの最大摂取量は5mgです。
タブレットは2.5mg、5.0mgとあり、進行具合や体調に合わせて医師が用量を決めます。
1日2回に分けて服用する人、夜の1回のみ服用する人などさまざまですが、一定の効果を発揮できるよう、同じ時間に服用するのが望ましいです。
初めての人は1日2.5mgからスタートし、必要であれば量を増やしていくパターンが多いようです。
ミノキシジル外用薬(ロゲイン・リアップなど)とは
ミノキシジルと言えば、大正製薬のリアップシリーズなどに含まれているので、育毛成分のなかでも知名度は高いでしょう。
ロゲインやリアップなど、ミノキシジル外用薬はドラッグストアなどでも取り扱われているため、手軽に薄毛対策をしたい方に人気です。
また、頭皮に直接塗布するタイプなので、内服薬よりも副作用のリスクも少なく、初心者も始めやすくなっています。
ただし、濃度の高い外用薬は専門クリニックでしか扱っていません。
市販薬で効果が実感できない場合は、医師の診察を受けたうえで処方してもらうことをおすすめします。
ミノキシジル外用薬の薄毛への効果
内服薬と同じく、頭皮の血行促進と毛周期を改善することで、発毛を促進させる効果があります。
外用薬は頭皮に直接塗るので、毛根まで浸透しやすく、気になる部分をピンポイントに改善できます。
また、医師の処方のみでしか取り扱われていない内服薬とは違い、外用薬は市販でも購入できるので、お手軽感もある治療薬です。
ミノキシジル外用薬の副作用
- 初期脱毛
- 頭皮への影響
(痒み・かぶれ)
薬の作用が毛根に限られる外用薬は、内服薬に比べると、起こり得る副作用は少ないです。
初期脱毛は使い始めの頃に見られる症状ですが、一時的なものなので、2~3ヶ月ほどで落ち着く人がほとんど。
ミノキシジルによる初期脱毛は必ずしも起こるわけではないので、無症状のまま過ごす人もいます。
また、頭皮への影響に関しては、ミノキシジルに含まれる薬品成分にアレルギー反応を起こし、痒みやかぶれなどの症状を伴います。
市販のものの場合、エタノールやブチレングリコールなど添加物が原因となることもあるので、炎症が起きたときは早めにクリニックで診てもらうようにしましょう。
ミノキシジル外用薬の用法
決められた用量を1日1~2回、頭皮に塗布します。
用量が多ければ多いほど効果が増すわけではありません。
むしろ副作用のリスクが高まるので、用量はしっかり守るようにしましょう。
【注意点】
- 整髪料及びヘアセットスプレーは、ミノキシジル外用薬を使用した後に使用すること
- 染毛剤(ヘアカラー、毛染め、白髪染め等)は完全に染毛を終えた後に使用すること
少なからずAGA治療薬には、副作用を起こすリスクがあります。
万が一、クリニックで処方された薬により症状が出てしまっても、医師がしっかり対応してくれるので安心です。
しかし、ネット通販やドラッグストアなどで購入したものに関しては、副作用がでても救済制度がなく、自己責任となることがほとんど…。
上記で紹介したフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルは、用量・用法をしっかり守れば、副作用が起こるリスクは低いですが、可能性が0というわけではありません。
また、AGA治療薬を安価で販売する個人輸入は、偽造品や粗悪品の判断が難しいので、たとえ安く購入できても効果や安全性において信用することはできません。
安全にAGA治療をしたいと思うのであれば、専門クリニックの受診をおすすめします。
AGA治療薬に関するよくあるQ&A
AGA治療薬の種類を把握したところで、治療薬に関するよくある疑問についてまとめました。
些細な疑問でも、そのままにしておけば大きな不安に繋がることも…。
本格的にAGA治療を始めるなら、この機会にしっかり抑えておきましょう。
Q.プロペシアは薬局で買えるの?
A.プロペシア(フィナステリド)を薬局で購入することはできません。
プロペシア(フィナステリド)は医療機関のみで処方することができます。治療薬が欲しい場合は、必ずAGAクリニックの医師の診断を受けましょう。
Q.AGA治療でほんとに髪の毛は増える?
A.髪の毛が増えたと実感する人がほとんどです。
AGA治療薬を服用しはじめて、髪の毛が増加したと実感した人は約8割。
国内の臨床実験の結果によると半年で48%、1年で58%、2年で68%、3年で78%と使用期間が長ければ長いほど、効果を実感する人は増加傾向にあることが分かっています。(※1)
日本でいう厚生労働省であるFDA(アメリカ食品医薬品局)は、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルをAGAに有効な薬として承認。
効果・安全性が認められているので、薄毛改善に十分期待することができます。
※ミノキシジルは日本では未認可です
Q.AGA治療薬はいつから効果がで始める?
A.6ヶ月~1年の間に効果を実感する人がほとんどです。
早い人では数ヶ月ほどで効果がで始めますが、なかには1年経ってやっと効果を実感しはじめる人もいます。
効果の現れ方には個人差があるので、絶対に6ヶ月~1年で効果が出るとは言い切れませんが、1つの目安にすると良いでしょう。
また、AGA治療薬は最低でも6ヶ月は使い続けることが大切です。
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Q.AGA治療薬は一生飲み続ける必要がある?
A.治療薬を中断すれば、効果はなくなります。
現状維持、または毛髪状態を少しでも良好に保つためには治療の継続が不可欠です。治療薬の服用を辞めればAGAは進行し、今よりも悪化する可能性は高いでしょう。
しかし、永遠に飲み続けるのも大変なので、加齢に伴い薄毛が気にならなくなった段階で辞める人は少なくないようです。
効果の現れ方には個人差があるので、数ヶ月で効果を実感した人もいれば1年以上経ってやっと実感しはじめる人もいます。
副作用が問題なければ最低6ヶ月は継続し、AGA治療薬を始める前と後の違いを比較してみましょう。
Q.AGA治療に保険は効く?
A.健康保険適用外なので、全額自己負担となります。
AGA治療は命に関わる病気とは違い、美容目的で行われる治療です。保険は適用されないので、数十万円~数百万円になることもあります。
クリニックによっては医療ローンを利用できるところもあるので、まとまった資金がない場合は、医療ローン取り扱いのクリニックを探してみるといいでしょう。
なお、自費診療でも安く通うことができる方法については、「AGAは保険適用になる?AGAは自費治療でもクリニックを吟味して安く抑えよう」で詳しく紹介しているので合わせてご覧ください。
Q.AGA治療薬を通販で手に入れることはできる?
A.通販でも購入可能ですが、おすすめはしません。
通販で購入すれば診察代はかからないうえ、人に知られず治療薬を手に入れられるというメリットはあります。
しかし、偽造品が届いたり、副作用への対応が不十分だったり、リスクを伴う可能性があるので、通販での購入はおすすめできません。
阻害品を服用して身体に害を及ぼすこともあるので、信頼できる医師のもと処方された薬のほうが、安心して服用できるでしょう。
Q.AGA治療にミノキシジルだけ服用しても効果はある?
A.ミノキシジルだけでも効果は実感できます。
ミノキシジルは毛を生やすもの、そしてフィナステリドやデュタステリドは抜け毛を防ぐもの。
それぞれ効果自体が異なるので、必ずどちらも服用しなければいけないわけではありません。
しかし、せっかく毛が生えてもすぐに抜けてしまえば効果は実感しづらいので、攻め系と守り系を合わせて服用したほうが効率よく治療できるのは確かです。
ミノキシジル単体よりも高い効果が期待できますが、その分、副作用が起こる確率も高くなるので、医師のもと適切な量を処方してもらいましょう。
【まとめ】治療薬と上手に付き合ってAGAの進行を抑えよう
AGA治療薬には、脱毛を防ぐ「守る系」タイプと発毛を促す「攻め系」タイプがあります。
AGAは完治することのない脱毛症ですが、治療薬によって進行を遅らせる、または防ぐことは十分可能です。
現在、FDAによって男性型脱毛症に効果があると承認されている成分は「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」。
守る系はフィナステリドとデュタステリド、攻め系はミノキシジルとなります。
上手に活用することで薄毛改善につながり、いろいろなヘアスタイルにもチャレンジしやすくなるでしょう。
ただし、AGA治療薬には副作用のリスクもあるので、まずは専門クリニックを受診し、適切に処方してもらうことが重要です。
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□AGA治療に効果はあるの? | AGA治療の効果や費用・期間を全まとめ!育毛・発毛までの全過程 |
□AGAの治療にかかる費用はいくら? | AGA治療の費用相場|薄毛治療は年間いくら?病院の通院期間や薬の保険適用について解説 |
□AGA治療の副作用は? | AGA治療の副作用|治療薬の種類、症状別の副作用と発現確率まとめ |
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□全クリニックからおすすめを知りたい! | AGAクリニックおすすめ人気ランキング2024全国版!口コミ・評判・体験談から薄毛治療の専門病院BEST22を決定 |
▼参考サイト
▼本サイトについて
- 広告医療ガイドラインの遵守
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A.プロペシア(フィナステリド)を薬局で購入することはできません。
プロペシア(フィナステリド)は医療機関のみで処方することができます。治療薬が欲しい場合は、必ずAGAクリニックの医師の診断を受けましょう。
A.髪の毛が増えたと実感する人がほとんどです。
AGA治療薬を服用しはじめて、髪の毛が増加したと実感した人は約8割。
国内の臨床実験の結果によると半年で48%、1年で58%、2年で68%、3年で78%と使用期間が長ければ長いほど、効果を実感する人は増加傾向にあることが分かっています。(※1)
日本でいう厚生労働省であるFDA(アメリカ食品医薬品局)は、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルをAGAに有効な薬として承認。
効果・安全性が認められているので、薄毛改善に十分期待することができます。
※1Wikipedia「フィナステリド」
※ミノキシジルは日本では未認可です
A.6ヶ月~1年の間に効果を実感する人がほとんどです。
早い人では数ヶ月ほどで効果がで始めますが、なかには1年経ってやっと効果を実感しはじめる人もいます。
効果の現れ方には個人差があるので、絶対に6ヶ月~1年で効果が出るとは言い切れませんが、1つの目安にすると良いでしょう。
また、AGA治療薬は最低でも6ヶ月は使い続けることが大切です。
A.治療薬を中断すれば、効果はなくなります。
現状維持、または毛髪状態を少しでも良好に保つためには治療の継続が不可欠です。治療薬の服用を辞めればAGAは進行し、今よりも悪化する可能性は高いでしょう。
しかし、永遠に飲み続けるのも大変なので、加齢に伴い薄毛が気にならなくなった段階で辞める人は少なくないようです。
効果の現れ方には個人差があるので、数ヶ月で効果を実感した人もいれば1年以上経ってやっと実感しはじめる人もいます。
副作用が問題なければ最低6ヶ月は継続し、AGA治療薬を始める前と後の違いを比較してみましょう。
A.健康保険適用外なので、全額自己負担となります。
AGA治療は命に関わる病気とは違い、美容目的で行われる治療です。保険は適用されないので、数十万円~数百万円になることもあります。
クリニックによっては医療ローンを利用できるところもあるので、まとまった資金がない場合は、医療ローン取り扱いのクリニックを探してみるといいでしょう。
A.通販でも購入可能ですが、おすすめはしません。
通販で購入すれば診察代はかからないうえ、人に知られず治療薬を手に入れられるというメリットはあります。
しかし、偽造品が届いたり、副作用への対応が不十分だったり、リスクを伴う可能性があるので、通販での購入はおすすめできません。
阻害品を服用して身体に害を及ぼすこともあるので、信頼できる医師のもと処方された薬のほうが、安心して服用できるでしょう。
A.ミノキシジルだけでも効果は実感できます。
ミノキシジルは毛を生やすもの、そしてフィナステリドやデュタステリドは抜け毛を防ぐもの。
それぞれ効果自体が異なるので、必ずどちらも服用しなければいけないわけではありません。
しかし、せっかく毛が生えてもすぐに抜けてしまえば効果は実感しづらいので、攻め系と守り系を合わせて服用したほうが効率よく治療できるのは確かです。
ミノキシジル単体よりも高い効果が期待できますが、その分、副作用が起こる確率も高くなるので、医師のもと適切な量を処方してもらいましょう。