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「前髪を植毛すると自然に仕上がるの?」
「植毛して後悔する理由を詳しく知りたい」
前髪が後退してきた方やおでこが広いと悩んでいる方の中には、自然に仕上がる植毛に興味をもたれている方も多いことでしょう。
しかし、高い金額を出して失敗したり後悔したりしたくはありません。あらかじめ失敗する理由について知り、よく検討のうえ挑戦したいところです。
本記事では、植毛のメリットやデメリット、また「なぜ失敗したのか」というネガティブな要因まで、詳しく解説します。
目次
前髪の植毛のやり方2選
前髪の植毛には、自毛植毛と人工毛を植毛する手術の2種類があります。
ここでは、これら2種類の手術の違いについて解説します。
- 自毛植毛
- 人工毛植毛
自毛植毛
1つ目の自毛植毛とは、自分の毛を植え込む施術のことです。
自身の毛包(毛根を包む組織)を採取して気になる部分に移植するので、他の髪の毛と同じように生涯にわたって伸びたり生え変わったりします。
増毛のようなメンテナンスは要りませんし、メソセラピーのように何度もクリニックに通って治療する必要もありません。
AGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛包を使用するため、生着すれば、毛髪を永続的にキープできるのです。
人工毛植毛
人工毛植毛とは、ポリエステルやナイロンでできた毛束を植えこむ施術です。
自分の毛包を採取する手間がないので、自毛植毛に比べて手術時間が短く、すぐにフサフサになります。
しかし、自分の毛でないためにせっかく植えても数年で抜けたり、皮膚トラブルなどの拒絶反応が起こる可能性があったりするという点はデメリットといえます。
抜けた人工毛の植え直しや月に1度頭皮を洗浄するためにクリニックに通うなどのメンテナンスも必要です。
そのため、クリニックが推奨する方法ではありません。
自毛植毛についての詳しい解説は以下の記事を参考にしてください。
- 合わせて読みたい!
自毛植毛とは?仕組みと手術方法・費用や増毛との違いを解説!
前髪の植毛費用
続いて、前髪の植毛費用が、どれくらいかかるのかを知っておきましょう。
ほとんどのクリニックでは、基本の手術料+グラフトの数によって金額が決まります。
グラフトとは、毛包と呼ばれる毛根を包む組織の単位のことです。1グラフトあたりの値段は1,000円前後です。
前髪の場合、浅めのM字で400〜600グラフト、深めのM字で800グラフト以上植え込みます。そのため、費用の目安としては40万円前後から100万円程度となるでしょう。
とはいえ、クリニックによって手術方式が違い、1グラフトを植えるための価格もさまざまです。
また、自分が移植したい前髪の範囲や希望する密度によっても費用が大きく変化します。
そのため、まずはクリニックのカウンセリングを受け、自分の前髪の状態を診察してもらうことをおすすめします。
前髪を植毛するメリット
前髪植毛の治療費は高価ですが、薄くなったおでこの生え際を整えることで、小顔に見せたり若返らせたりできるため、男女問わず、施術を受ける人は年々増加傾向にあります。
ここでは、前髪を植毛するメリットについてお伝えします。
- カツラと比べると自然に仕上がる
- 後頭部に比べると施術が簡単で失敗しにくい
- 植毛が高価な治療でも前髪だけなら安く済む
カツラと比べると前髪が自然に仕上がる
メリットの1つ目は、カツラとは違い、生え際が自然に仕上がることです。
カツラがバレる理由のひとつは、前髪の不自然さにあります。
また、カツラは簡単に取れないように金具がついていたり、接着剤がついていたりするため、前髪が不自然なだけでなく薄毛を進行させる原因にもなります。
しかし、植毛なら自分の毛髪なので、生え際も自然に仕上がり、後頭部や側頭部と前髪との違和感がありません。衛生面においても帽子やカツラよりおすすめです。
後頭部に比べると施術が簡単で失敗しにくい
メリットの2つ目は、後頭部よりも施術が簡単で失敗しにくいことです。
後頭部の植毛は、つむじの生え方を再現しながらグラフトを植えこまねばならないため、医師に高度な技術が必要です。
一方、前髪の植毛は植え込むのが平坦なおでこであるため難易度が低く、後頭部に比べると医師の技量にそれほど左右されない部位だといえるでしょう。
植毛が高価な治療でも前髪だけなら安く済む
植毛は高価な治療ですが、前髪だけなら安く仕上げられます。
ほとんどのクリニックではグラフト数が増えるごとに値段が上がり、1グラフト700円〜2,200円程度が上乗せされます。
しかし、前髪は伸ばしたり流したりすることで、比較的少ないグラフト数でも見た目の変化が期待できるため、他の部位よりも費用を抑えられるでしょう。
前髪を植毛するデメリット
費用が高いこと以外には、メリットしかないように思える前髪の植毛ですが、なぜ「やめとけ」というネガティブな意見が存在するのでしょうか。
ここからは、前髪を植毛するときに知っておきたいデメリットについて詳しく解説します。
- 1週間ぐらい見た目が気持ち悪い
- ショックロスを知らずに毛が抜けて驚いた
- 植毛した部分がくせ毛になった
1週間ぐらい見た目が気持ち悪い
1つ目のデメリットは、植毛して1週間程度経つまでは、見た目が気持ち悪いと感じる方が多いことです。
移植した部分にはカサブタができ、はがれるまで1週間程度かかります。
カサブタ部分を帽子やカツラで隠そうと思っても、できません。
施術した部分は非常にデリケートで、ぶつけたりこすれたりするだけで移植したグラフトが抜けてしまう可能性が高いからです。
また、ドナーとしてグラフトを採取した(毛包組織をくり抜いた)後頭部や側頭部は、2日間ほど血がにじんだような状態になります。
少々我慢が必要ですが、この時期を乗り越えることで、生涯にわたりメンテナンスいらずの前髪が手に入ります。
多少のダウンタイムはあるものだと覚悟して施術に臨みましょう。
ショックロスを知らずに毛が抜けて驚いた
ショックロスとは、自毛植毛して1か月程度経った頃に、植毛した部分の周囲に元々生えていた毛が抜けてしまう症状のことです。
原因は解明されていませんが、麻酔の影響や術後の炎症、人為的なミスなどといわれています。
自毛植毛した方のうち1割〜2割の方におこる症状で、ショックロスを知らない方は「植毛が失敗した」と驚いてしまいますが、これは一時的なものです。
術後3か月〜1年程度で元に戻るケースがほとんどなので安心してください。
とはいえ、症例が多い信頼できる医師のもとで施術を受けると回避できることが多いので、クリニックは慎重に選びましょう。
植毛で髪が抜ける原因について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
- 合わせて読みたい!
植毛は2週間で抜ける?寿命や効果の持続期間・伸びるまでの経過を徹底解説!
植毛した部分がくせ毛になった
3つ目のデメリットとして取り上げられるのが、植毛して生えてきた部分がくせ毛になることです。
自毛植毛をすると、元々の髪質が直毛の方でも、植毛部分がくせ毛になってしまうことがあります。
気になるかもしれませんが、地毛がくせ毛でなければ、時間の経過とともに元の髪質に戻っていきます。
また、縮毛矯正やストレートパーマをかけて伸ばすこともできるので、安心してください。
前髪植毛で失敗・後悔した人の事例2選!
植毛は上手く行けば、悩みが解消し、非常によいものですが、常に上手く行くわけではありません。失敗して後悔しているという方も残念ながら存在します。
自毛植毛で失敗した場合、どうなるのかも知っておきましょう。
後頭部がスカスカになった
グラフトを採取した後の後頭部の毛がなくなり、スカスカになってしまうことがあります。
とくに、FUSS法という施術は後頭部の頭皮にメスを入れて広く切り取ります。
切り取った皮膚を縫合した部分は瘢痕(はんこん)となり毛が生えないため、術者の技術が未熟だったり、瘢痕ができることを知らなかったりした場合はハゲたと驚くかもしれません。
1年経過したのに結果生えてこなかった
1年以上様子を見ても、前髪が生えてこないこともあります。
これは、前髪に移植したグラフトがきちんと生着しなかったためです。
生着しなかった原因は様々考えられますが、禁止事項をやってしまったことである場合がほとんどです。
例えば手術前後に喫煙や飲酒をしたり、かゆみでカサブタをかきむしったりといったことが挙げられます。
また、医師の技術が未熟である場合もあるでしょう。
高額な費用を支払ったにもかかわらず、このような結果にならないよう、医師の指示には必ず従い、クリニックは費用面だけでなく医師の症例数や口コミを調べて、安心して任せられるところを選びましょう。
前髪を植毛するときの注意点
続いて、前髪を植毛する上での注意点をお伝えします。
高額な医療費をかけたのに、思いもよらないことになったり、後悔したりしないためにも以下の2つのポイントを知っておきましょう。
- カウンセリングで説明をしっかり受ける
- 前髪植毛の症例数が多い医師を選ぶ
カウンセリングで説明をしっかり受ける
まずは、カウンセリングでしっかり説明を受けることが重要です。
後頭部はどれくらい刈り上げるのか、施術はどのように行われるのかなど、具体的によく確認しましょう。
思いのほか広い範囲を刈られてしまい、想像していなかった髪型で長い期間過ごさねばならないこともあるかもしれません。
カウンセリングで説明を受けておけば、あらかじめ後頭部の状態が目立たない髪型にしておいたり、刈り上げない手術方法を選択したりと前もって対策ができることもあるでしょう。
施術後に後悔しないためにも、不安なことはカウンセリングでよく確認しておくことをおすすめします。
前髪植毛の症例数が多い医師を選ぶ
次に重要なポイントは、前髪植毛の症例数が多い医師を選ぶことです。
自然な仕上がりにするためには、やみくもにグラフトを植えればよいわけではありません。
グラフトの毛の本数によって植え分けることで生え際をデザインする必要があります。
症例数の少ない医師だと、上手く施術してもらえず、思いもよらない髪型になって後悔することもあるでしょう。
以下に関東圏内で前髪の植毛を得意とするクリニックを2院紹介します。
- アスク井上クリニック
- 親和クリニック
アスク井上クリニック
アスク井上クリニックの医師は、患者の輪郭や眉毛のバランスを見ながら前髪をデザインするため仕上がりの満足度が非常に高く、その評判を聞いて遠方から泊まりがけで施術に来る方も多いです。
また、治療方法は刈り上げてグラフトを採取する方法と刈り上げない方法が用意されています。
費用が多くかかっても刈上げたくないという方にも対応できるため、女性にも人気のクリニックです。
親和クリニック
親和クリニックも、前髪植毛の症例数が多く、直接医師や看護師に相談できるのが魅力のクリニックです。
後頭部を刈り上げてグラフトを採取する方法と、費用は少し高くなるものの刈り上げない方法もあるので、自分の生活スタイルや費用を含めてカウンセリングで聞いてみるとよいでしょう。
より費用を抑えたいという方はモニターも募集しています。
また、翌日の検診の際にシャンプーとカットのサービスがあり、今後のシャンプーの仕方や髪の乾かし方を指導してくれるため術後も安心です。
前髪植毛の10年後はどうなっているの?
自毛植毛は、2週間程度経過すれば定着し、頭皮に毛細血管が形成されるため髪に栄養がいきわたるようになります。
そのため他の髪の毛と同じように、永続的な生え変わりが期待できるでしょう。
ただし、植毛した部分以外でAGAが進行している部分は、引き続きAGAの影響を受けてしまいます。
そのため、植毛後もAGAのケアをしっかりおこなうことが大切です。
せっかく植毛して生まれ変わった自然な頭髪を10年後もキープするためにもケアは怠らないようにしましょう。
自毛植毛の10年後について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
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自毛植毛をしてから10年後の状態はどうなっている?
前髪の植毛で失敗しないためにはクリニック選びが重要!
本記事では、前髪植毛のメリットやデメリット、実際に施術して失敗した事例についてお伝えしました。
自毛植毛では、生え変わりの時期によって短期的に毛が抜けてしまうことやショックロスと呼ばれる症状があります。
そのため、人によっては手術が成功したのか確証を得られるまでに、1年程度の経過観察が必要です。
また、1回の費用が高額であるうえ、施術後の見た目の問題もあるため失敗する訳にはいきません。
失敗を避けるためにも、なるべく多くのカウンセリングを受けてクリニックごとに手術方法を詳しく聞いたり、植毛の腕が証明されている症例数の多い医師を調べたりして、施術するクリニックを選ぶことが重要といえるでしょう。
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