生え際の植毛費用と効果・経過｜M字ハゲの生え際・おでこのデザインは自然？

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現在、800万人以上の日本人男性が薄毛に悩んでいると言われています。

中でもポピュラーは薄毛がM字ハゲ（生え際の後退）でしょう。

現代社会では、慢性的なストレス、睡眠不足、喫煙など、薄毛に繋がるリスクに囲まれており、薄毛の根本的な解決が求められています。

そんな生え際の薄毛・M字ハゲを解決するのが植毛です。

植毛は生え際の薄毛を根本的に解決し、継続的な効果を得られます。

当記事では

について徹底的に解説することで、後悔せずにM字ハゲの悩みを解決できるお手伝いができればと思います。

なお、AGA治療の全体像について把握したい方は「AGA治療の効果や費用・期間を全まとめ！育毛・発毛までの全過程」に目を通しておくことをおすすめします。

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M字ハゲの植毛｜生え際の植毛はAGA治療の中でも大人気

生え際は頭頂部と比べると、発毛しにくいと言われています。頭頂部に比べると血管が少なく、皮膚が固いなどの理由があるためです。

そのため、生え際の植毛はAGA治療の中でも人気を集めています。

育毛が期待できない分、植毛する必要があります。

とはいえ、一概に植毛といってもメリット・デメリットがあります。まずは植毛のメリット・デメリットを把握しましょう。

植毛と増毛の違いや植毛方法の種類を詳しく知りたいか方は「植毛とは？増毛とは何が違う？植毛治療の種類を解説」の記事も合わせてご覧ください。

植毛のメリット・デメリット

植毛手術を受けるメリット・デメリットを3つずつ解説していきます。

自毛植毛のメリット

自毛植毛のメリットは、

の3つです。

自毛植毛では患者自身の毛髪を用いるため、手術跡に拒絶反応が起こるリスクが低く、体への負担が少ないことが特徴。

また、拒絶反応が起こりにくく8割以上の定着率を誇ります。基本的に定着後にメンテナンスをする必要はありません。

自毛植毛は高額ですが、メンテナンス費用がかからないことを考慮すると、コストパフォーマンスに優れているといえます。

移植に用いる毛髪は主に後頭部や側頭部から採取します。定着後は再び髪が成長することは自毛植毛最大のメリットといえるでしょう。

自毛植毛のデメリット

自毛植毛のデメリットは

の3つです。

自毛植毛を含めAGA治療は保険適用外のため、全額自己負担となります。植毛する範囲に応じて費用が変わるため、範囲が広いとより高額になります。

とはいえ、クリニックによってはローンを組んで毎月の支払い費用を調整することも可能です。

また、自主毛髪の効果を感じるまで、従来の治療よりも長く時間がかかることも覚えておきましょう。

移植した毛髪が定着するまで、施術から1週間が目安。個人差はありますが毛髪サイクルが正常化し、発毛が始まるまで約6カ月かかります。

自毛植毛の生着率は外科手術を行うドクターのスキルと経験に左右されやすく、毛髪が定着しないケースや傷跡が残るリスクもあります。移植する部分を刈り上げする方法だと、周囲に採取した跡が目立つ恐れもあります。

手術を受けるクリニックやドクター選びが重要と覚えておきましょう。

植毛のメリット・デメリットは「AGA自毛植毛治療の副作用10選！メリットデメリット」でも詳しく解説していますので、目を通しておくことをおすすめします。

生え際植毛のデザインはどうする？希望を聞いてくれるので相談しながら決める

生え際のデザインは専門クリニックで相談しながら決めることができます。

ドクターに悩みや希望スタイルを伝えましょう。これまでの症例などを元に、自分の薄毛タイプに合う植毛プランを提案してくれます。

半永久的に生え続ける植毛治療だからこそ、「生え際のデザインが不自然にならないのか？」といった点も気になるところ。

おでこ周辺の生え際は目立ちやすく、一人ひとりの顔立ちに似合うバランスの良い仕上がりが求められます。

髪のボリュームや分け目の向きも、施術後イメージには重要なポイント。

本人の希望をヒヤリングし、違和感の少ない生え際のデザインを提案してくれるでしょう。

髪の生える方向や密度に個人差があるので、希望デザインを実現できるかは施術するドクターの腕次第。希望する仕上がりになるか、カウンセリングや植毛シミュレーションを受けてみるのがいいでしょう。

生え際植毛の密度は？M字ハゲの進行度によって異なる

生え際で植毛が必要なグラフト（移植する毛髪の単位）は、M字ハゲの進行度で増加します。よって、生え際の密度はM字ハゲの進行によって左右されます。

M字ハゲは前頭部の生え際から進行するタイプ。M字ハゲのステージが進むにつれて、前頭部だけではなく頭頂部のつむじまで薄毛が広がります。

移植の上限は一般的に1平方センチメートル範囲で40グラフト。M字ハゲが進行している場合は、1回の施術で対応することは困難でしょう。M字ハゲの進行レベルによっては、2回に分けて施術を行うことをおすすめします。

まずは生え際植毛の密度とM字ハゲの進行具合の関係性を理解しておいて下さい。

生え際の植毛経過｜効果が出始めるのは6ヶ月目

生え際の植毛をおこなった場合、効果が出始めるのは個人差があるものの、定着から自然な毛髪に伸びるまでには平均12ヶ月かかります。

生え際の植毛は、日帰り手術できるクリニックが多いです。

飲酒や禁煙、激しいスポーツは移植した毛髪の定着率を下げる可能性があるため、手術当日の行動は気をつけましょう。部分を清潔に保つために植毛した翌日から髪を洗ってOKです。

また、施術してから1～2週間は、頭に衝撃が加わるスポーツやサウナの利用を控えましょう。植毛部や移植部の傷が回復すれば、日常生活は今まで通り送ることができます。

ここからはM字ハゲの生え際の植毛を受けた場合の経過スケジュールをご紹介します。よくある症状や効果の出方を確認し、おおまかな治療経過をイメージしましょう。

生え際の植毛1ヶ月目

自毛植毛の施術から1週間ほどは、植毛を行った前頭部がムズムズした状態。

植毛した頭皮にかさぶたがありますが、自然回復するのを待ちましょう。また、移植する毛髪を採取した後頭部の痒みやヒリヒリ感がありますが、髪を洗うときに強くこすらないように気をつけましょう。

術後1ヶ月〜2ヶ月が経つと、一時的に抜け毛が気になり出します。

これは健康な毛髪サイクルになるために必要なステップ。今ある髪が抜けるのは不安になりますが、「良い方向に進んでいる」と気持ちを強く持ちましょう。

施術前のM字ハゲとほとんど見た目の変化を感じにくいため、気持ちの上でもナーバスになりがち。頭皮のかさぶたは回復している時期なので、心にゆとりを持って治療経過を見守りましょう。

植毛時の抜け毛「ショックロス」についてはこちらの記事で解説しています。合わせて目を通しておくといいでしょう。

生え際の植毛３ヶ月目

M字ハゲの植毛を受けてから3ヶ月の状態は、植毛した周辺に新しい髪の毛が生える時期。産毛のような細い毛髪が少し生える程度ですが、発毛サイクルが良い方向に回っている証拠です。

ショックを受けるかもしれませんが、移植した部分は80%程度が脱毛する可能性があります。

これは毛髪サイクルの「休止期」なので特に問題ありません。見た目が気になる方は、髪が生えそろうまでカツラを使用しても良いでしょう。

植毛した毛髪が「成長期」に入る時期なので、植毛した部分にニキビが発生することがあります。

毛髪サイクルが改善されるため、施術してから6ヶ月くらいで一般的にニキビ症状は改善します。気になる方はクリニックで薬を処方してもらいましょう。

生え際の植毛６ヶ月目

生え際の植毛から6ヶ月程度で「髪のボリュームが増えてきた」と感じるでしょう。

効果の感じ方には個人差がありますが、植毛したM字ハゲの部分から新しい髪が成長するタイミング。ようやく治療効果を実感できるので、メンタル面でホッとするでしょう。

今までの一時的な脱毛で感じた不安が和らぎ、毛髪のボリュームが増えていく変化を楽しめる時期。髪のない部分から毛が生えてくる感覚を味わえますよ。移植した毛髪は3cmほどの長さとなり、今までに比べて見た目の変化を感じるでしょう。

まだ細くて短い毛髪ですが、だんだんと太くて長い良質な髪が増えてきます。少しずつ新しい毛髪が生えそろうので、分け目を変えるなどのヘアスタイルのアレンジを楽しみましょう。

生え際の植毛12ヶ月目

施術を受けてから12ヶ月が経つ頃には、イメージに近いスタイルとなる時期。

「植毛をしたこと」や「M字ハゲだったこと」が周囲にバレない仕上がりで、完成度の高いヘアスタイルに満足するでしょう。

生え際の植毛から12ヶ月目で定期検診を行うクリニックが多く、「希望通りのデザインになっているか」や「ほかに不安なことがないか」などをチェックします。追加で植毛したい場合はドクターへ相談してみましょう。

この時期になると今まで我慢していたカラーやパーマなど、いろいろなヘアスタイルを楽しめます。

いくら植毛した毛髪はAGA（男性型脱毛症）の影響を受けにくいとはいえ、健康な頭皮環境や毛髪サイクルを継続するためにライフスタイルのアドバイスを守りましょう。

生え際の植毛失敗事例｜よくある後悔3つ

基本的には、生え際の植毛で失敗するリスクはほとんどゼロに近いと言っていいでしょう。しかし、失敗するリスクがないとは言い切れません。

考えられる失敗は以下の3つ。

①移植した毛髪が生着しない

植毛をしたとしても、その後全ての髪が無事に生着する保証はありません。

植毛後の生着率は

によって左右されます。

一般的な自毛植毛の場合、生着率は80~90％と言われており、最低でも10%のグラフトが生着せず抜け落ちてしまうと言われています。

極端な例では、生着率が10%だったという事例もございます。
このような例は大変なレアケースですが、生着率の高さは自毛植毛を受ける上で大変重要な基準なので、クリニック選びは入念に行う必要があります。

引用：親和クリニック

なお、自毛植毛で知名度の高いアイランドタワークリニックは生着率95%をという数字を公表しています。

生着率を公表しているクリニックは非常に珍しいですが、同院は世界最小級のパンチグラフトを独自開発したり、技術向上のための講習会を定期的に行うなどして、生着率の高さを保っている様です。

②手術した傷跡が目立つ

植毛方法には主に3つの方法があります。

とくにメスを使用するFUT法は、後頭部を切開し縫合するため、線状の傷跡が残る点がデメリットとしてあげられます。

最近では「i-Direct」というメスを使用しないFUT法も主流になりつつありますが、術費用が高額になる場合もあります。

傷跡は髪で隠すことができますが、将来スキンヘッドにする可能性やなども考慮し、金額だけで判断せず術法は熟考する必要があるでしょう。

③仕上がりが不自然

想像と違い移植部の髪が「スカスカ」だと後悔している方も一定数いるようです。

植毛は投薬治療などと異なり何十万〜何百万と、多額の費用がかかります。少しでも安く済ませようと移植するグラフト数を減らすと、「仕上がりに満足できない」という失敗につながりかねません。

また、医師とのすり合わせがうまくできていないことで「自分のイメージと違った」ということもある様です。

生え際は目につく場所ですので、仕上がりのデザインなど、カウンセリング時に納得いくまで相談しましょう。

植毛の失敗例について詳しく知りたい方は「植毛の失敗例！定着しない…スカスカ…リスク全まとめ」を合わせてご覧ください。

生え際の植毛におすすめのクリニック

植毛のクリニックは日本国内に多数あり、クリニックごとに術式や対応予算が大きく異なってきます。

そこで、ここでは生え際の植毛を希望する方におすすすめのクリニックを紹介します。

各クリニックの特徴をおさえて、自分の目的と予算に合った植毛ができるところを見つけましょう。

アイランドタワークリニック｜生着率95%以上！自毛植毛シェアNo.1

自毛植毛国内60%のシェアを誇る自毛植毛の専門クリニックです。通算症例数は25,000件以上、運営実績17年と実績豊富なクリニックとなります。

批判的な口コミはほとんど見られず、国内でトップクラスに信頼されているクリニックといえるでしょう。

新宿、大阪、名古屋、福岡にあり、オリジナル植毛「i-Direct法」や「刈らないi-Direct法」を受けることができます。

※メディカルクレジットに対応しています。

初回カウンセリング時に仕上がりイメージをシミュレーションしてくれるので、完成時のギャップが起こりにくいでしょう。

親和クリニック｜モニターなら最大50%オフ！高密度自毛植毛MIRAI法を導入

2014年に創立された薄毛治療専門クリニックです。

親和クリニックでは「刈り上げずに大量植毛」が可能となっています。一般的な高密度の植毛では刈り上げる必要がありますが、親和クリニックでは通常の3倍以上のも密度の植毛を刈り上げずに可能です。

世界最小の「パンチブレード」を使用しており、従来のメス手術よりも腫れや痛みが出にくいといえます。高い技術力とホスピタリティを誇るおすすめクリニックです。

広範囲な植毛を得意とする親和クリニックは、新宿、名古屋、大阪、福岡にあります。「MIRAI（ミライ）法」では、密度の高い植毛を実現。刈り上げが不要な「NC-MIRAI（ナチュラルカバーリング・ミライ）法」ですと、周囲に気づかれずに施術を行えます。

※メディカルクレジットに対応しています。

これまでの症例数はおよそ5,000となります。

カウンセリングは完全個室。ドクターに希望スタイルや不安な点を相談してみましょう。

ヨコ美クリニック｜基本料金なし！カウンセリングは必ず医師が担当

1963年に開設された長い歴史のある自毛植毛の専門のクリニックです。「多本数・高密度」が特徴となります。

「FUT」や「FUE」など様々な術式から自分に合ったものを選べます。ヨコ美クリニックでは、カウンセリングから施術、アフターケアまで一人の医師が担当するため、一貫したサービスとなります。

症例数はおよそ15,000件です。

植毛におすすめのクリニックについてはこちらの記事でも詳細に解説しています。合わせてご覧ください。

生え際の植毛に関するよくある質問

生え際の植毛を検討する方で、よくある質問を3つピックアップしました。

植毛を受ける際の参考にしてみてください。

つむじ・頭頂部の植毛の値段は？

頭頂部・つむじへの植毛は生え際への植毛と比較すると難易度が高いと言われています。

値段についてはM字ハゲ同様、植え付けるグラフト数によって変わってきますが、修正範囲が少なくて40万円〜、広範囲になると300万円程度が相場です。

つむじへの植毛についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。

自毛植毛は10年後でも残存しているの？

A.自毛植毛した髪の毛は10年後でも残っている可能性が高いです。

植毛した髪の毛は、通常の髪の毛と同じ寿命をもっています。植毛した髪の毛でも、2~6年のヘアサイクルで抜けては生えるを繰り返します。植毛した髪の毛をできるだけ長く維持するために、健康的な生活を心掛けましょう。

植毛後の効果はどのくらい続く？

植毛の効果は、基本的に一生続きます。自毛植毛では、単なる毛の移植ではなく、髪の毛の細胞ごと移植しているため、植毛した箇所は何度も生え変わる仕組みです。

薄毛にならない後頭部・側頭部からの髪の毛を移植するので、薄毛になることもありません。

植毛の効果について詳しく知りたい方は、「AGAの植毛手術の値段や効果を徹底解説！」を合わせてご覧ください。

自毛植毛はカウンセリングが大切

M字ハゲに植毛する最大のメリットは、「半永久的に生え続ける」ことです。

自分の毛髪を使用するので副作用が少なく、男性ホルモンの影響を受けにくい側頭部や後頭部から移植するのが特徴。

初回カウンセリングで希望スタイルやお悩みを相談でき、クリニックの実績や一般的な治療の流れを解説してくれます。手術費用は高額に感じますが、医療ローン対象による分割払いも相談OK。

一時的に脱毛が起こりますが、術後6ヶ月程で植毛の効果を感じ始めます。完成まで約12ヶ月で、好きなヘアスタイルを自由に楽しめます。

移植した毛髪の生着率やイメージ通りのヘアスタイルになるかは、ドクターの技術力が重要ポイント。

不安なことや疑問点をカウンセリングでしっかりと相談し、納得してからM字ハゲの植毛を受けてください。

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