ED気味の状態から勃起させるには？今日からできる簡単な方法

「あれ？勃たない……」という経験がある男性に向けて、勃起力を高めるために簡単に実践できる方法を紹介します。

勃起しない原因や日頃から気をつけておくべき生活習慣も要チェックです。勃起する方法を知って、今日から実践しましょう。

勃起力を高めるマッサージ・ストレッチ・トレーニング

まずは、勃起力を高める方法を5つ紹介します。

どれもすぐに実践できる簡単な方法なので、勃起力を取り戻したい人や勃起力をさらにアップさせたい人はぜひ試してみてください。

鼠径部リンパマッサージ

1. コマネチをするように手の小指側を股関節に当てて30秒程度さする
2. 膝上から股関節に向かって両手で肉をつまむようにマッサージする（内もも・前もも・外もも）
3. 足首もしくは膝上から股関節に向かって手のひらでさする（リンパを流すイメージ）

鼠径部リンパに溜まった老廃物を流すことで血行がよくなり、勃起力の向上が期待できます。

最初はゴリゴリして痛みを感じるかもしれませんが、毎日コツコツ続けることが重要です。

「痛ければいい」というマッサージではないため、力を調節しながらやってみてください。

股関節ストレッチ

1. 床に座って足裏を合わせ、体をゆっくり前に倒していく（硬くて倒せない人は膝を床に押し付けていく）
2. 椅子に座って右足の外くるぶしを左の膝上に置く
3. お尻が伸びていることを感じながら体を前に倒していく
4. 逆のお尻も同様に伸ばす

股関節の筋肉がほぐれることで、血流がよくなり勃起力アップにつながります。

特にデスクワークの多い人は股関節周りの筋肉が固まりやすいため、毎日の入浴後などに取り入れてみるとよいでしょう。

金魚運動

1. 仰向けで寝る
2. 首の後ろで手を組んで肘を開く
3. 足首が直角になるように立てる
4. 左右に1、2分ほど揺らす

金魚が泳ぐような動きをすることから「金魚運動」と呼ばれる体操です。

骨盤周りの緊張がとれて血流改善が期待できます。

睾丸・陰のうマッサージ

睾丸はデリケートな部分なので、体が温まってリラックスしている状態でマッサージしてください。

股関節マッサージやストレッチ、金魚運動をした後などに行うのもおすすめです。

1. 陰のう（玉袋）を360度さまざまな方向に優しく引っ張る
2. 親指で陰のうをなでる
3. 睾丸を包み込むように掴んで足首の方へ優しく引っ張る

睾丸周辺の血流改善が見込めるため、勃起力のアップが期待できます。

睾丸・陰のうマッサージは、タイで「ジャップカサイ」と呼ばれる古くから行われているマッサージ方法です。

骨盤底筋群トレーニング

骨盤底筋群は勃起の維持に関係する筋肉です。内臓を支えたり、尿を最後まで出し切る際にも使われます。

骨盤底筋群トレーニングは、下記の手順を1回として、10回を1日あたり3～5セットやってみてください。

1. 肛門を閉める
2. 5秒数える
3. 肛門を緩める

肛門の閉め方がわからない人は、尿やおならを我慢することをイメージするとよいでしょう。

勃起力を高める生活習慣

勃起力を高めるには生活習慣を改善することも大切です。

ここでは、勃起力を高めるのに効果的な生活習慣を6つ紹介します。

亜鉛とビタミンCを同時摂取する

亜鉛をしっかり摂取すると、テストステロンが増えます。

テストステロンとは、男性ホルモンのことで、勃起に関わる神経や血管、海綿体組織と深く関係しています。

さらにビタミンCを同時に摂取すれば亜鉛の吸収効率が上がるので効果的です。

亜鉛・ビタミンCが多く含まれている食品はそれぞれ以下のとおりです。

ウリ科の食材（シトルリン）を摂取する

スイカ・メロン・冬瓜（とうがん）・きゅうり、にがうり、ヘチマなどのシトルリンを多く含む食材を摂取すると、勃起力の向上が期待できます。

シトルリンには血管の拡張作用があり、EDの改善効果があるといわれています。

定期的に運動する

定期的な運動は勃起力アップや勃起不全予防に効果的です。

米国の研究では以下のような結果が得られており、肥満や運動不足は、EDの発症に密接に関係するといわれています。

• BMI増加にともないEDリスク上昇
• 運動強度の増加にともないEDリスク低下
• 週2.5時間以上のランニングでEDリスク30%低下

運動を習慣化することで、血流がよくなったり、勃起に関係する骨盤底筋群が鍛えられたりする効果が期待でき、EDの改善につながりやすいのです。

湯船につかる

毎日湯船につかることで血行が良くなり、勃起力アップが期待できます。さらに良質な睡眠をとるのにも効果的でしょう。

また、勃起は副交感神経が支配する現象です。つまり、リラックスしている状態であれば勃起しやすいのです。

そのため、行為前に入浴するのもおすすめです。

十分な睡眠をとる

十分な睡眠をとることでテストステロン分泌量が増加し、勃起力改善が期待できます。

海外の研究によると、睡眠時間が5時間以下であれば、日中のテストステロンが10～15%低下するといわれています。

テストステロンが低下すれば、性欲が減少したり、勃起のスイッチが入らなくなったりしやすくなるため、EDの改善のためには、睡眠時間の確保は非常に大切です。

毎日7～8時間は眠るようにしましょう。

喫煙回数を減らす

禁煙すると勃起不全が改善することはよく知られています。

実際、アメリカで行われた中国人を対象とした研究では、より高い禁煙率を示したグループでは6か月後に勃起機能が53.8%改善したという結果が得られています。

一方、禁煙率の低いグループでは28.1%しか改善しませんでした。

また、同じくアメリカが行ったイラン人を対象とした研究でも、禁煙したED患者の25%以上が1年後にEDが改善したのに対し、喫煙者は誰も改善しなかったという結果が出ています。

ニコチンは血管を収縮させて血流量を減らすため、喫煙をすると勃起しにくくなってしまうのです。

現在、喫煙している人は徐々にでも喫煙回数を減らしていきましょう。

勃起力を低下させる原因

勃起力を低下させる原因には以下のようなことが挙げられます。

このうち、加齢は避けようがありませんが、それ以外の原因であれば、努力次第で改善できます。

前述の勃起力を高める方法などをぜひ実践して、改善に取り組んでください。

勃起力の確認方法

勃起力を高める方法を実践するだけでなく、効果を確かめることも重要です。勃起力を確認するには以下のことをチェックしてみましょう。

長さ・太さ

まずは現在の勃起時の長さと太さを測っておきましょう。

株式会社TENGAが50万人に調査した結果によると、日本人の平均サイズは以下のとおりです。

平均より長いか太いかは問題ではありません。

現在の陰茎の長さ・太さがどう変わるかが重要です。

硬さ・角度

勃起力を確認するには日本語版EHSが参考になります。「日本語版EHS」とは、永尾光一氏が日本向けに開発・改良した尺度のことです。

いきなりグレード4を目指すのではなく、現在のグレードの一つ上を目指すことから始めましょう。

また、勃起時の角度も勃起力の指標の一つです。

米国の男性1,484人を調査した論文によると、陰茎がお腹とくっつくときを0度、体と直角になるときを90度とすると、勃起時の平均角度は74.3度です。

硬さと角度は相関関係があるため、最低でもどちらか一つは確認しておきましょう。

持続時間

勃起の持続時間を確認しておくことも重要です。

最大まで大きくなり硬くなったとしても中折れしてしまえば、満足に行為はできません。

株式会社TENGAヘルスケアの調査によると、女性の理想の挿入時間1位が10分、2位が5分です。

中折れまでの時間や中折れの頻度を指標にしましょう。

勃起させるには治療薬もおすすめ｜バイアグラ・レビトラ・シアリス

勃起させるための方法としてED治療薬の服用があります。

バイアグラ・レビトラ・シアリスなどのED治療薬は、PDE5という酵素を阻害します。PDE5とは陰茎海綿体への血流を減らす役割をもつ物質です。PDE5の働きが活発であれば、勃起を鎮めてしまいます。

このPDE5の働きを阻害するのが、ED治療薬です。服用すれば、血流量が増加して勃起や勃起の維持の効果が期待できます。

ただし、治療薬の購入には医師の処方箋が必要です。ドラッグストアや薬局では購入できません。

まとめ

勃起力を高めるためには以下の方法を試すのがおすすめです。

EDの改善には勃起力を低下させないことが大切です。

本記事で解説した勃起力を低下させる原因を知り、できることから改善しましょう。なかなか改善がみられない場合は医師に相談することもおすすめです。

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