「最近、勃起時の硬さが以前に比べていまいちな感じがする…」
このように悩んでいる男性は少なくありません。もちろん、加齢とともに勃起時の硬さに悩む人は増加しますが、原因は加齢だけではないのです。
そこで、勃起時の硬さのセルフチェックの仕方と自分でできる対処法について説明しますのでぜひ参考にしてください。
目次
もしかしてED(勃起不全)?理想のペニスの硬さとは
性行為時に、思うように勃起しない、または勃起してもその状態を維持できない状態をED(勃起不全)と言います。勃起だけでなく、硬さが不十分な場合もEDと判断されることがあります。
EDと診断されるポイントは「性欲があるのに勃起しない」「勃起しても硬さが不十分」といった「満足のいく性行ができるかどうか」です。ただし、毎回ではなく週に数回は勃起できる場合はEDと診断されない場合もあります。
EDは、男性であれば誰でも起こる可能性があり、日本国内でも多くの患者がいます。特に高齢になるほど増加傾向になると言われており、60歳以上では2人に1人がEDと言われているほどです。
勃起時のセルフチェックの目安
勃起時の硬さは人と比べることが困難なため、セルフチェックは難しいと感じる人も多いかもしれません。しかし、食べ物の硬さでチェックする方法があります。
その方法は以下のとおりですのでセルフチェックの目安として参考にしてみてください。
- グレード1:こんにゃく(大きくなるが、硬くはない)
- グレード2:みかん(硬くはなるが、挿入には十分ではない)
- グレード3:グレープフルーツ(挿入には十分硬いが、完全には硬くはない)
- グレード4:りんご(完全に硬く、硬直している)
上記のグレードを自分の勃起時の硬さにあてはめてみましょう。
グレードが1〜2はEDの可能性が否定できません。また、グレード3でも性交が困難ならEDと診断される場合があります。
自分でできるペニスを硬くする方法
パートナーとの性交渉時、ペニスが硬くならず焦ってしまう経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。そこで、性交渉時に自分でできるペニスを硬くする方法をご紹介します。
食生活を見直す
勃起時にしっかり硬さを維持するためには血流を増やすことが大切です。血流を良くする食べ物には、果物や野菜、全粒粉、豆類に含まれる栄養素を多く摂取するのがおすすめです。
ペニスの中に流れる血液は、ドロドロよりサラサラが良いのはもちろんですので、ファストフードや市販の惣菜など味の濃い物はできるだけ避けましょう。
アルコールやタバコの摂取を控える
アルコールを摂取し過ぎると性機能に高いリスクがあるとされています。毎日、1~2杯程度の適量なら問題ありませんが、大量に飲みすぎたり深酒を頻繁にしていると性行為に影響がでる可能性があります。
また、アルコール同様、タバコも控えましょう。タバコに含まれるニコチンやその他の化学物質は、血管の流れを悪くするため性行為に影響を及ぼす可能性があるのです。
適度な運動をする
日頃運動不足を感じているなら、適度な運動をして血行を良くすることもおすすめです。運動していれば、体重管理もでき、EDの原因の一つでもある肥満も避けられます。
運動が苦手な方は、短時間のウォーキングなどでも効果は期待できます。ただし、サイクリングには注意が必要です。
サイクリングは、骨盤の血管や神経にかかる圧力が原因となり、EDに繋がる可能性があると言われています。自転車を良く漕いでいる方は、骨盤などに負担がかからないようにクッションを付けるなど対策をしておくと安心です。
パートナーとのスキンシップを増やす
普段仲が良いパートナーでも、マンネリしてしまうこともあります。いつも同じパターンばかりで知らず知らずのうちにマンネリしているとそれがストレスになっていることもあるのです。
そのため、たまにはいつも以上にスキンシップを増やしてみたりいつもと違う体位に挑戦してみたりしてみましょう。新鮮さがあるといつもとは違う興奮を得られることもあります。
また、普段使用しないような大人のおもちゃ(バイブレーターやペニスリングなど)を使用してみるのもいいかもしれません。
お互い刺激になり、勃起力の向上が期待できます。
精力剤を使ってみる
性行為時にペニスの硬さを一時的に取り戻すなら、精力剤などを使用するのもおすすめです。精力剤とはマカや亜鉛、アルギニンといった成分が含まれた健康食品や栄養飲料のことです。
成分量が多い商品の方が多くの効果を見込めますが、さまざまな成分が配合されているため、安全性が高いものを選ぶようにしましょう。
ED治療を検討してみる
精力剤などでも効果が実感できなければ、EDの可能性が高いです。したがって、ED治療を検討してみましょう。
ED治療には、市販薬でのED治療やED治療薬の使用が一般的です。治療薬はドラッグストアなどでも手に入れることができますが、自分に適している薬で治療したいならクリニックなどで処方してもらいましょう。
また、EDの原因の一つとして、心因性の可能性もあればカウンセリングを受けることも効果が期待できます。
まとめ
自分のペニスの硬さに悩んでいる人は少なくありません。しかし、いざED治療をしたいと思っても、恥ずかしさや人に知られたくないという理由でなかなか踏み出せない人も多いようです。
EDは、放っておいても治ると勘違いから後回しにされ、治療を積極的に行わない人もいるのが現実です。しかし、EDは血流が関係していることもあり、血管や神経の疾患が原因となっている場合があります。
そのため、できるだけ早い段階でEDの治療を始めることが自分の健康を守ることにもなります。少しでも不安に思うことがあれば、恥ずかしがらずにお近くのクリニックなどで相談してみましょう。