ED成分のウソ・ホントを徹底解説!本当にED改善効果がある成分は?

2024年2月6日

ED治療薬の成分

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MOTEO 編集部
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MOTEO 編集部

YMAA個人認証マーク(薬機法や医療法の広告知識を習得した広告取扱者として評価する認証制度)取得済み。
直接クリニックに足を運び、医師や看護師、治療者へのインタビューを行い100名以上のリアルな声を収集している。

「ED 症状が改善できる成分は何?」「EDに効果がある薬はどこで買える?」そのような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ED症状に効果があると言われている成分は数多くありますが、中には科学的に効果が証明されていないものも少なくありません。また一定の効果が期待できるものの人体に有害な作用をするケースもあり、服用すると健康被害が生じる恐れもあります。

この記事では、さまざまなED成分について詳しく紹介します。

  • ED改善効果が科学的に証明されていない成分
  • ED症状の改善効果が期待できる成分
  • ED治療薬の有効成分

それぞれの成分を正しく知ることによって、安全で適切な治療方法がわかるでしょう。EDにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

ED改善効果が科学的に証明されていない成分

薬 クエスチョンマーク

男性の性機能を改善すると謳っている成分の中には、効果が科学的に証明されていないものも少なくありません。

  • マカ
  • 亜鉛
  • ビタミンB群
  • タウリン
  • トンカットアリ

上記の成分を含む精力剤ドリンクやサプリメントは、あくまで不足しがちな栄養成分を補うものと考えて、ED治療効果は期待せずに摂取することをおすすめします。

マカ

マカ

マカはペルーのアンデス山地で栽培されている、栄養価の高い植物です。精力剤の成分として非常に有名で、男性の性機能の改善や性欲向上に効果があると言われています。

さまざまな研究が行われていますが、ED症状の改善に効果があったとする信頼のおけるデータはありません。

亜鉛

亜鉛

亜鉛は性機能だけでなく健康に不可欠な成分であり、亜鉛不足は男性機能不全につながる恐れがあります。しかし1日に必要な亜鉛の量はごくわずか(男性で11mg、女性で8mg)のため、一般的な食事をしているのであれば亜鉛はまず不足しないと考えられています。亜鉛不足ではない場合、亜鉛をさらに摂取してもとくに効果はありません。

また亜鉛が不足している場合、亜鉛を服用することによってテストステロンが増加しますが、テストステロンの増加がED症状の改善につながるわけではありません。

ビタミンB群

ビタミンB

ビタミンB群は人間が生きるためのエネルギーを作るのに欠かせない栄養素です。とくにビタミンB1は脳神経系の働きを活発にし、性的な刺激をスムーズに脳に伝達することを助けると言われています。

しかし、ビタミンB群だけでED症状が改善することはありません。ビタミンB群を意識的に摂取することは重要ですが、他の栄養素もバランスよく摂取しないとED症状の改善や予防にはつながりません。

タウリン

タウリン

タウリンはアミノ酸の一種で、滋養強壮や肉体疲労に効果があるとされている成分です。肝臓の働きを活発にする機能があり、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きをします。しかし、タウリンの摂取がED症状を改善したという研究結果はありません。

トンカットアリ

トンカットアリ

トンカットアリは東南アジアの森林地帯に生息する植物で、古くから民間薬として用いられてきました。俗に男性の性機能を改善すると謳われていますが、医学的な臨床試験において効果は証明されていません。安全性についても十分に確立されていないため、摂取には注意してください。

ED症状が改善される可能性がある3つの成分

サプリメントのイメージ

俗に男性の性機能を向上すると謳われていても、EDへの効果が科学的に認められていない成分は多数あります。しかし、一定のED症状の改善効果が期待できる成分も存在します。

  • アルギニン
  • シトルリン
  • メチルテストステロン(肝臓への毒性あり)

なお、下記で詳しく解説しますが、メチルテストステロンには肝臓障害を引き起こす恐れがあるため、服用は推奨できません。

アルギニン

アルギニン

アルギニンはアミノ酸の一種で、軽度のED症状を改善する効果が期待できる成分です。

アルギニンは体内に吸収された後、一酸化窒素を増やす性質があります。一酸化窒素は体の血管を拡張する働きがあり、血管が広がり血流が増えることで勃起を助けると考えられます。

アルギニンを3か月間摂取したことにより、軽症~中程度のED患者の20%に症状改善が見られたという研究結果も2022年に発表されました。軽度のEDであれば、アルギニンによる改善効果が期待できるでしょう。

即効性はないため、効果を実感するには少なくとも2週間以上継続して摂取することが必要です。大豆や大豆製品、鶏肉や豚肉などの肉類に多く含まれていますが、サプリメントで補充してもよいでしょう。目安としては、アルギニン含有量が5,000mgのものであれば効果を見込めると考えられます。アルギニンは比較的安全な成分のため、成人であれば副作用の心配もありません。

シトルリン

シトルリン

シトルリンは、アルギニンと同様に一酸化窒素を増やす性質がある成分です。体内で一酸化窒素が増えることで血流が増え、勃起を助ける作用があると考えられます。

またシトルリンはアルギニンよりも体内での吸収効率が良く、アルギニンよりも有効ではないかと言われています。しかし、シトルリンの研究は世界的にまだ進んでおらず、はっきりしない部分もあるのが実情です。

ED改善のためにシトルリンを摂取したい場合は、1日800mgの摂取が推奨されています。スイカ、メロン、キュウリなどのウリ科の食品に多く含まれていますが、毎日摂取する場合はサプリメントを利用するのが現実的でしょう。シトルリンはアルギニンと同じく、深刻な副作用は考えにくいとされる成分のため、安心して摂取できます。

メチルテストステロン(肝臓への毒性あり)

メチルテストステロン

テストステロンは男性の心身に大きく影響する大切なホルモンです。テストステロンが低下すると、男性更年期障害やEDにつながると考えられています。テストステロンを補充するために開発された製剤がメチルテストステロンです。

しかし、メチルテストステロンはたしかに体内で有効に働きますが、肝臓への毒性があることがわかりました。そのため、多くの国では生産中止となっています。ですが、国内ではまだ一部の薬局でメチルテストステロン錠剤が入手できるほか、メチルテストステロンが含有されているサプリメントも販売されている状況です。

メチルテストステロンを内服すると、肝臓障害を引き起こしたり、肝臓に腫瘍ができる恐れがあります。精力剤やサプリメントの成分表にメチルテストステロンの記載がある場合は、服用は避けたほうがよいでしょう。

ED症状に確実に効果があるのはED治療薬

袋に入った薬

サプリメントや精力剤を摂取する場合は、ED症状にはっきりした効果を期待できるケースは多くありません。ED改善に確実な効果を求める場合は、ED治療薬の使用がおすすめです。

ED治療薬は、PDE-5と呼ばれる酵素の作用を抑制する働きがあります。PDE-5は勃起を引き起こす酵素を分解するため、PDE-5が増えると勃起状態を維持できなくなってしまいます。このPDE-5の働きを阻害し、一時的に勃起を促すのがED治療薬です。

勃起には体のさまざまな働きが関係しますが、ED治療薬は海綿体への血液充満を促すことで勃起のメカニズムに直接働きかけるため、多くのED症状に効果があります。

国内・世界で使用されているED治療薬7種類

いろいろな薬のシートを持つ医師

ED治療薬には複数の種類があり、それぞれ有効成分が異なりますが、いずれもPDE-5を阻害する働きをします。薬剤によって効果の強さや持続時間、副作用の現れ方が異なるため、症状やライフスタイルに合った治療薬を使用することが重要です。

現在、国内で厚生労働省から承認されているのは以下の3つです。いずれもジェネリック医薬品が数多く発売されています。

  • バイアグラ(シルデナフィル)
  • レビトラ(バルデナフィル)
  • シアリス(タダラフィル)

上記のほか、海外では4つのED治療薬があります。

  • ステンドラ(アバナフィル)
  • ザイデナ(ウデナフィル)
  • エムヴィックス(ミロデナフィル)
  • ヘレバ(ロデナフィル)

ED治療薬それぞれの特徴は以下のとおりです。

 バイアグラレビトラシアリスステンドラザイデナエムヴィックスヘレバ
成分シルデナフィルバルデナフィルタダラフィルアバナフィルウデナフィルミロデナフィルロデナフィル
メーカーヴィアトリス製薬バイエル薬品日本新薬(イーライリリー)Wize medicaWize medicaSK chemicalsCristalia
効果の強さ※強い非常に強いマイルド強いやや強いマイルドやや強い
持続時間3~5時間5~10時間30~36時間3~6時間11~13時間8~13時間6時間
効果が現れるまで30分~1時間15~30分1時間15~30分30分~1時間40~70分40~60分
食事の影響※※受けやすいやや受けにくい受けにくい受けにくい受けにくい不明不明
副作用※※※出やすい出やすい出にくい出にくい出にくい出にくい出やすい

※有効成分の含有量によって効果の強さは異なるため、目安として考えてください。
※※「食事の影響」とは、服用時に胃の中に食べ物が入っていることで、本来の効果が出なかったり、効果が現れるのが遅くなったりする現象の度合いを意味します。
※※※「副作用」主な症状として顔のほてり、目の充血、頭痛、鼻づまりなどがあります。

バイアグラ(シルデナフィル)

バイアグラ(シルデナフィル)

バイアグラはシルデナフィルを有効成分とする、世界初のED治療薬です。最も知名度が高く実績があるため世界中で有効性、安全性が保証されています。

根強い人気がある一方、副作用が多く食事の影響を受けやすい、効果の持続時間が短いといった欠点があります。なお国内ではバイアグラのジェネリック医薬品も入手可能です。バイアグラジェネリックの効果はバイアグラと同程度です。

レビトラ(バルデナフィル)

バルデナフィルの化学式

レビトラはバイアグラについで開発されたED治療薬で、有効成分はバルデナフィルです。最も硬く勃起しやすく、また即効性があり服用後10~30分で効果があるのが特徴です。標準的な食事であればあまり影響はありませんが、脂質の高い食事の場合は影響を受ける場合があります。

レビトラは2021年10月に販売中止が発表され、国内では正規品は販売していません。しかし、レビトラの代替としてレビトラジェネリックが入手可能です。レビトラジェネリックの効果はレビトラと同程度です。

シアリス(タダラフィル)

シアリス(タダラフィル)

シアリスは有効成分タダラフィルが含有されているED治療薬です。効果の持続時間が36時間と長い点が最大の特徴です。バイアグラ、レビトラに比べて食事の影響を受けず、副作用も少ないと言われています。

国内ではバイアグラ、レビトラについで3番目に登場し、世界市場でシェア第1位となっている人気薬です。シアリスのジェネリック医薬品も販売されており、シアリスと同程度の効果があります。

ステンドラ (アバナフィル)

ステンドラ (アバナフィル)

ステンドラは近年開発されたED治療薬で、有効成分のアバナフィルは日本の製薬会社が開発しました。国内未承認ですが、アメリカではFDAの認可を受けています。

即効性に優れ、食事の影響を受けにくく副作用が少ないというメリットがあります。体内での代謝が早いので効果の持続時間は短めです。

ザイデナ(ウデナフィル)

薬

ザイデナはアジア人向けに開発されたED治療薬です。有効成分ウデナフィルは国内未承認ですが、欧米やアジア諸国では人気があります。

バイアグラ、シアリスなどの先行するED治療薬に比べて効果の強さや持続時間に優れ、副作用も少ないなどバランスが良い点が特徴です。

エムヴィックス(ミロデナフィル)

薬

エムヴィックスはミロデナフィルを有効成分とするED治療薬です。副作用が出にくいのが特徴ですが、効果が現れるまで時間がかかるのがデメリットです。

FDAや日本でも未認可のため、国内の病院やクリニックでの取り扱いはほぼありません。

ヘレバ(ロデナフィル)

薬

ヘレバはブラジルの製薬会社によって開発された、ロデナフィルを有効成分とするED治療薬です。バイアグラよりもやや即効性があるとされているものの、効果や副作用についてはバイアグラと同等と考えられます。

エムヴィクス同様、アメリカや日本において未承認の薬剤のため、国内の病院やクリニックでの取り扱いはほぼありません。

ED治療薬は市販されていない!ED治療薬の入手方法2つ

ED治療薬

ED治療薬は処方箋医薬品に該当するため、ドラッグストアや薬局などでの販売は行われていません。またED治療薬と同じ有効成分が含有された市販薬はありません。

ED治療薬を入手するには以下の2つの方法があります。

  • 個人輸入代行の通販から購入する
  • 病院を受診して医師による診察を受けて処方してもらう

個人輸入代行の通販サイトから購入する

PCを使っている人

個人輸入代行の通販サイトからED治療薬を入手する方法は、安全性が保証されておらず危険です。

2016年にED薬の発売元である4社が合同で実施したED治療薬調査では、インターネットで流通するED治療薬の約5割が偽造品だったことが明らかになりました。偽造薬による死亡例も報告されており、厚生労働省もインターネット通販での購入を避けるよう注意喚起しています。

厚生労働省から認可された医薬品であれば、適正な使用により健康被害が生じた場合は、治療費の給付が行われる医薬品副作用救済制度を受けられます。しかし、個人輸入した医薬品により健康被害を受けた場合は、この制度は適用されません。

個人輸入薬は通常よりも低価格で購入できるため、魅力的に思えます。しかし、品質の保証がなく、重い健康被害が生じた際の危険性が高いことからおすすめできません。

病院を受診して処方してもらう

患者に薬を処方する医師

安心して治療を受けるためにも、ED治療薬は病院を受診して処方してもらうことがおすすめです。

ED治療薬は既往歴や体質によっては、使用により重篤な健康被害が生じる場合もあります。過去には、特定の薬と併用したことで死亡事故が起こった例もあります。ED治療薬は医薬品であり、使用には十分な注意が必要なため、医師の診察を受けて決められた範囲で使用することが重要です。

基本的には、泌尿器科またはED治療の専門クリニックへの受診がおすすめです。受診に抵抗がある場合は、オンライン診療を行っている病院を検討してもよいでしょう。

ED症状に合った成分を選ぼう

薬とコップを持つ手

EDに効果があると謳われている成分には、大きく分けて以下の2つがあります。

  • ドラッグストアや薬局で購入できるサプリメント・精力剤に含有されている成分
  • 処方箋医薬品であるED治療薬に含有されている成分

サプリメントや精力剤に含有されている成分の中には、科学的に効果が証明されていないものも少なくありません。以下の成分を含むサプリメント等を服用する場合は、ED治療のためではなく、あくまで不足する栄養成分を補うためと考えることをおすすめします。

  • マカ
  • 亜鉛
  • ビタミンB群
  • タウリン
  • トンカットアリ


軽症であれば、効果が期待できるのはアルギニンやシトルリンです。しかし即効性はなく、必ずしも症状を改善できるとは限りません。とはいえ手頃な価格で試せるので、まずはアルギニンやシトルリンを継続的に服用して効果が現れるのを待つのもよいでしょう。

ED症状を確実に改善したい場合は、ED治療薬の使用がおすすめです。ED治療薬は勃起のメカニズムに直接働きかけるため、多くのED症状に効果があります。

国内で承認されているED治療薬は以下の3つで、いずれの有効成分も一時的な勃起を助ける働きをします。

  • バイアグラ(有効成分シルデナフィル)
  • レビトラ(有効成分バルデナフィル)
  • シアリス(有効成分タダラフィル)

効果の強さや持続時間、効果が現れるまでの時間がそれぞれ異なりますので、医師と相談のうえ症状やライフスタイルに合った薬を選びましょう。