器質性EDとは?4つの原因と3つの治療法について解説

2024年6月7日

器質性EDとは

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MOTEO 編集部
MOTEO編集部

MOTEO 編集部

YMAA個人認証マーク(薬機法や医療法の広告知識を習得した広告取扱者として評価する認証制度)取得済み。
直接クリニックに足を運び、医師や看護師、治療者へのインタビューを行い100名以上のリアルな声を収集している。

EDで悩んでいる人は非常に多く、そして治療を積極的に受けている人も多いです。しかし、EDは人に相談し辛く、非常にデリケートな問題です。それゆえに自分で抱え込みがちになります。

今回は、EDの中でも身体的な要因で発生する器質性EDについて解説します。また主な原因や治療法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

器質性EDとは?心因性EDとの違い

比較

EDには実は大きく2つに分けることができ、「身体的理由が器質性ED」「精神的な理由が心因性ED」それぞれ解説します。

器質性EDとは?

疑問

器質性EDとは身体的な要因で勃起が阻害されるEDを指します。 病気やケガ、老化が原因で発症するEDであれば、まずこの器質性EDが疑われるでしょう。

器質性EDは高齢者が発症することが多いEDとして挙げられます。

心因性EDとは?

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器質性EDとは対照的に、精神的な要因が高い場合は心因性EDと呼びます。心因性EDは精神的な部分が影響するので突然発症したり、過度なストレスが原因であることが多いです。

精神的な理由なので簡単にすぐ治ることもあれば、長期間悩みを抱え続けることも多いでしょう。またこの心因性EDを抱える世代は2~30代と言う若い世代が多いことも特徴です。

器質性EDの4つの原因

手で4

器質性EDは主に4つの原因で発症します。それぞれ特徴があり、「神経障害が原因のED」「血管障害が原因のED」「内部分泌機能低下によるED」「外科手術や外傷が原因のED」が挙げられます。それぞれ器質性EDの原因について解説します。

器質性EDの原因①「神経障害」

頭を抱える男性

神経障害によるEDは、性的な欲求を体に伝える信号が効率的に伝わらない状態を指します。この症状はパーキンソン病やてんかん、糖尿病と言った疾患によっても引き起こされる可能性があります。

器質性EDの原因②「血管障害」

メモを書く意思と話をする老人男性

血管障害によってもEDは発症します。特に多いのは加齢によって起こる動脈硬化が原因で発症するEDが挙げられます。勃起は陰茎にある海綿体と呼ばれる部位に血液が充満することで起こります。つまり、血液の流れや、血管に異常がある場合は、EDを引き起こす可能性が高まるでしょう。

また動脈硬化の原因となる糖尿病や高血圧などの生活習慣病と合併した形でEDが発症するパターンもあるので注意が必要です。特に糖尿病の患者の多くがEDの症状を抱えていることが多いです。

器質性EDの原因③「内分泌機能低下」

潰されたタバコの吸い殻

内分泌機能の低下によるEDは、代表的なものとして男性ホルモンの一つであるテストステロンの低下が挙げられます。テストステロンの低下は勃起力を弱めるためEDに繋がります。

テストステロンは30歳を過ぎた辺りから徐々に減少する傾向にあるため、これがEDに繋がりやすい要因となるでしょう。テストステロンは加齢だけでなくストレスや飲酒、喫煙も大きな原因として挙げられます。

器質性EDの原因④「外科手術や外傷の影響」

手術中の医師たち

勃起に関わる血管や神経を傷つける可能性がある前立腺や膀胱まわりの外科手術を行った場合、器質性EDを発症する場合があります。このケースだと必要な血管が損傷したり、摘出されることがあるので、EDを治すことができない場合もあります。

外科手術の部位によっては、EDの危険性についても医師から説明してもらうようにしましょう。

器質性EDの3つの治療法

医師

器質性EDの療法としては原因によって対応の仕方や治療法が異なります。場合によってはED治療薬が使えない場合もあるため十分な注意が必要です。もし間違った治療を行えば思わぬ副作用に陥ることもあるので十分に注意ください。

それでは器質性EDの治療法について解説します。

器質性EDの治療法①「陰茎注射」

注射器

陰茎注射とは、その名の通り陰茎に直接血管拡張薬を注射することです。この薬の効果で勃起を促すことを狙います。

この治療法の特徴としては、陰茎に直接注射する方法なので、ED治療薬を服用できないケースの方でも利用できます。

ただし、日本では自分で陰茎注射をすることが禁止されているので病院で注射してもらうことになるでしょう。

器質性EDの治療法②「ED治療薬」

ED治療薬

ED治療薬は陰茎の血流を改善する効果が期待できる薬です。つまり、動脈硬化といった血管の不具合が原因でのEDであれば一定の効果を期待できるでしょう。

しかし、このED治療薬と一緒に併用してはいけない薬も存在するので注意が必要です。特に動脈硬化を発症しやすい高齢者となると、摂取する薬も多い傾向にあります。

ED治療薬は必ず使用する前に医師と相談することをおすすめします。

器質性EDの治療法③「陰圧式勃起補助具」

カウンセリングする医師

陰圧式勃起補助具とは陰茎に陰圧をかけることで血液を強制的に流れ込ませ勃起させる装置です。薬は一切使用しないので、薬が服用できない人などには無理なく利用できる治療法です。

しかし、性的刺激がない状態でも勃起させることができるので、満足度に大きなばらつきや不満があるのが問題です。

まとめ

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今回は、EDの中でも身体的な要因で発生する器質性EDについて解説しました。器質性EDの発症原因としては老化による動脈硬化や男性ホルモンの低下が大きな理由として挙げられます。

また糖尿病患者の大半が器質性EDを抱えていることを踏まえると、日々の健康的な生活が大切なことがわかります。

今回は治療法も解説しましたが、日々の健康的な生活を心がけることが器質性EDから遠ざかる方法だと言えるので、皆さん十分に注意しましょう。

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