「妻にだけEDになってしまう…」このような悩みを抱えている既婚男性は意外と多いものです。愛する妻と性行為ができないのは、非常に苦しいものですよね。
また、勃起できない夫に対して「私に魅力がないのかな?」とショックを受けたり、夫の浮気を疑ったりする女性もいます。
妻だけEDは夫婦関係を壊す可能性もある非常に重要な問題です。
本記事では、妻だけEDになってしまう原因と対処法を紹介します。夫婦関係を良好に保つため、ぜひ参考にしてください。
目次
知っておきたいEDの原因
まずは前提知識としてEDのメカニズムを知っておきましょう。EDになる原因は大きくわけて4つ。器質性、心因性、混合性と薬剤性があります。
器質性ED
器質性EDとは、身体的な問題によるEDです。病気や怪我による身体の障害、血管や神経の損傷、著しい筋力の低下などが挙げられます。
勃起するための身体機能が損なわれているので、性的刺激を受けても勃起できません。
心因性ED
身体機能は万全でも、心の問題で勃起できなくなるケースもあります。それが心因性EDです。
過度なストレス、性行為にたいする不安や恐怖心、プレッシャーが原因として挙げられます。
また「(性行為が)終わるの早くない?」「最近お腹出てきたね」など、妻の何気ないひとことが深い心の傷となり、心因性EDを引き起こすこともあります。
混合性ED
EDの要因が2つ以上ある場合は、混合性EDと呼ばれます。
たとえば「仕事で長時間座り続けて血行不良」という器質性と「大きな仕事を任され、仕事以外の時間も常にプレッシャーを感じている」という心因性が認められる場合が該当します。
薬剤性ED
服用している薬がEDの原因になることがあり、これを薬剤性EDといいます。
EDを引き起こす主な薬剤には以下のようなものが挙げられます。
服用したからといって、必ずEDになるわけではありませんが、原因となる可能性はあることを知っておきましょう。
- 中枢神経に作用する薬剤:解熱、消炎鎮痛剤、抗不安薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、抗精神病薬、睡眠薬を含む向精神薬
- 末梢神経に作用する薬剤:筋弛緩薬、鎮けい薬、麻酔薬、抗コリン薬
- 循環器系に作用する薬剤:不整脈治療薬、利尿剤、降圧剤、血管拡張剤、高脂血症用剤
- 消化管に作用する薬剤:消化性潰瘍治療薬、麻酔薬、抗コリン薬、鎮けい薬
妻だけEDになってしまう原因
EDの原因には、器質性、心因性、混合性・薬剤性の4つがありますが、妻だけEDはほとんどの場合、心因性によるものです。
より具体的な原因を知っておきましょう。
「家族」と認識するようになった
結婚すると、今まで「彼女」だった相手が「妻」になります。
無意識のうち「女性」というより「家族」として認識することで、性的な目で見られなくなり、興奮しなくなってしまうのです。
「妊娠のため」という義務感で性行為をしている
「妊娠のため」というプレッシャーも原因に挙げられます。
気分が乗っていないのに「妊娠のために頑張らなきゃ!」と無理に奮い立たせようとしても、体はなかなかついてきてくれません。
その結果、プレッシャーの原因となる妻とだけできなくなってしまうのです。
妻の容姿が変わった
結婚前と比べて、妻の容姿が変化したために勃起できなくなることもあります。
男性にとって視覚による情報は非常に重要です。男性は女性に比べて、見た目で好意を抱いたり、性的衝動を感じたりする傾向があります。
結婚してから女性が見た目にかまわなくなるなど、外見の変化によって性的な興奮を覚えなくなってしまうことが原因であるケースもあるのです。
性行為がマンネリ化している
相手の触り方、手触り、展開など、新鮮味のない性行為に飽きてしまうことも原因になり得ます。
人間は、同じことの繰り返しでは魅力を感じなくなってしまいます。
性行為についても例外ではなく、マンネリ化が原因で妻だけEDに陥るケースもあるのです。
妻だけEDの対処法
愛するパートナーとの性行為だけ勃起できないと、本当に苦しいものです。パートナーに対して負い目を感じることもあるでしょう。
また、妻の方も、勃起してくれない夫にたいして「私では興奮しないのかな?」「ほかに好きな女性がいるのかな」などと思った結果、夫婦関係が悪化することもあるでしょう。
夫婦関係の破綻を避けるためにも、できるだけ早く行動を起こすことをおすすめします。
ここでは、妻だけEDの具体的な対処法をご紹介します。
話し合いの場を設ける
性行為について、夫婦で包み隠さず話し合ってみましょう。
本音を話すことでお互いの理解が深まり、性行為に対する不安や恐怖が解消された結果、症状が改善する可能性があります。
恋人同士の頃にしたようなデートをする
おしゃれな服装でデートにでかけたり、雰囲気のいいレストランで食事をするなど、恋人時代にしたようなデートをしてみるのも効果的です。
相手を「家族」ではなく「女性」として認識しなおすことで、症状が改善する可能性があります。
久しぶりに着飾った相手の姿を見れば、「素敵だな」「可愛いな」など、お互いの性的な魅力を再発見できることもあるでしょう。
特に男性が性的興奮を覚えるためには見た目が重要ですから、効果がテキメンに現れることもあるかもしれません。
お酒を飲む
お酒には心身をリラックスさせる効果があります。
特にストレスの多い生活をしている人や、セックスに対して不安や恐怖心を抱いているなど、心因性EDの人におすすめです。
夫婦で一緒にお酒を飲めば、会話が弾んだり、スキンシップをしたり、いい雰囲気になることもあるでしょう。
ただし、飲みすぎには要注意。気分が悪くなったり、逆に勃起できなくなったりする可能性もあります。
マッサージする
マッサージは血行を促進するので、器質性EDの改善に効果が期待できます。
また、スキンシップのきっかけにもなるので「長年、性行為をしないのが当たり前になり、したくても言い出すタイミングがない」という悩みを抱えている人におすすめです。
スクワットをする
筋トレをすると、男性ホルモンの一種である「テストテロン」の分泌が促され、勃起力の向上が期待できます。
中でもスクワットがおすすめです。下半身の血流が改善されるため、器質性ED改善に効果が期待できるでしょう。
ED治療クリニックに行く
治療クリニックに行って、カウンセリングや治療薬の処方を受けるのが、もっとも改善が期待できる方法といえるでしょう。
特に自分でいろいろ試しても解決できなかったときは、諦める前に、一度専門家の力に頼ってみることをおすすめします。
無料メール相談、初診・再診代ゼロ、オンライン治療に対応など、リーズナブルかつ利用しやすいクリニックも多くあります。ぜひ検討してみてください。
まとめ
今回は妻だけEDの原因と対処法、また、前提知識としてEDの原因を4つ(器質性、心因性、混合性、薬剤性)紹介しました。
妻だけEDの多くは心因性で、女性でなく家族であるという意識、妊娠のためのセックスというプレッシャー、容姿の変化、マンネリなどが原因です。
改善のためには、夫婦で話し合ったり、デートをしたりするほか、マッサージや飲酒をするのが効果的でしょう。
妻だけEDは放置したままにしておくと、夫婦関係の破綻を招くおそれもあります。
少しの試みで改善する可能性もありますから、諦める前に夫婦で取り組んでみましょう。
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